突然ですが、来る6月16日は和菓子の日だとご存知でしょうか?
和菓子好きにとっては大層尊いそしてアツい一日なのです。
そんな和菓子の日にあわせ、これまた私の愛する新宿伊勢丹さんでは今月11日からなんと本年初開催の和菓子フェスが盛り上がっております。

今回のフェスに合わせ、全国から腕に覚えありな和菓子やさんが18店舗、伊勢丹新宿に集結しております。
そんな中から、私が購入した愛しい和菓子たちのラインナップをご紹介
●とらや 練り切り「波」

練り切りって、とにかくその形や色が美しくて和菓子界の芸術作品ですよね。
こちら波をイメージした涼やかな練り切りです。
私は、これを眺めては波の音と飛び散るしぶき、水面に光が反射してきらきらひかる海の光景を想像し、1時間は一人妄想海水浴を堪能できます。
てくらいほんとに美しいです。
お味も何度も繰り返して恐縮ですが、今回もさすがとらやさんと言わせてください。あんこがねっとりしっとり上品で理想的な甘さ。全体にとてもなめらかな口当たりで口の中ですっとほぐれて舌触りよくとても心地よいです。
●小池菓子舗 あわまんじゅう

会場では蒸したてのあわまんじゅうの香りに誘われつい足を止めてしまいます。私が行った初日の昼頃はかなり列ができておりました。

これを毎日食べていれば、きっと人類みな平和で争いなんか起きないのではないか、なんてふと思ってしまいます。
●彩雲堂
こちらの店舗では店員さんのお話がお上手だったこともあり乗りに乗って3種類購入
・あんバターまんじゅう

ふかふかしていながらしっかりしているまんじゅうのお家の中に贅沢にそして仲良くあんことバターが同棲中。
バターの塩味があんこをひきたてます。
ぎゅっとつまっているのに軽い感じでパクパクいけちゃいます。
・満点(羊羹)

まずはみよ、この美しさ!
夏の夜空が見事に再現されています。上部の寒天部分は一言ではいい表せない様々な色味のブルーが混ざっており、光のあたり方によってもその輝きや表情が変化します。表面には星をイメージしたと思われる金粉と、寒天の中には天の川をイメージしたと思われる紋様も。ずっと眺めていられそうです。
その涼やかな見た目の通り、寒天部分も下のあんこ部分も大変さっぱりした、夏に嬉しい逸品です。
・よもぎ若草

私は初めて頂いたのですが、香り豊かでしゃりしゃりしたよもぎのパウダーを纏った、もちもち柔らかくとっても甘い求肥の和菓子で、一口で虜に♡
かなり好みのやつです。またリピートする予定120%!
老舗の代表作なのに今まで知らなかったことが恥ずかしい。そして、日本にはまだまだ未開の老舗和菓子がたくさんあることに和菓子魂がメラメラと燃え上がりました。
●青柳正家 生麩まんじゅう

つるりぷるん、のち、もっちり。の、食感楽しい生麩で出来たしっとり生地のなかには相性のよいみずみずしいあんこ♡
暑い夏もこの生麩まんじゅうなら無限に口にできる自信ありです。
よもぎがふんわり香るのもまたたまりません。
●KAZUHIRO IKEYA 藤色のあんテリーヌ

テリーヌときくとずっしりぎゅっとつまっているイメージだったのですが、このあんテリーヌはかなり軽くふわっとしています。ほんわりとしたあんこの味に最後に鼻をぬけていくレモンの爽やかな風味が夏らしくて爽やかです。
あんテリーヌの淡い藤色に上下をはさむ鮮やかなピンクと黄色のマカロンのコントラストも美しいですね。
テリーヌオンリーの型流しもあるので、次はそちらを購入してみたい♪

・備中白小豆どらやき

備中の白小豆は岡山で栽培されている珍しい白小豆。白小豆は白餡を作るのに使われますが、希少なため多くの和菓子やさんではかわりに白いんげん豆を使って白餡を作っています。そんな貴重な白小豆を使ったあんこはとても甘くて、だけど同時にお豆のおいしさもしっかりと感じられます♪
そしてバックグラウンドを知るとますます尊いお味に感じますね
また、会場では実演販売やイートインのコーナーも♡
●Wagashi かき氷 大豆餡と茨城メロン

これは事前の下調べでもかなり興味津々。注目の、そして絶対食そうと狙っていた一品です。
大豆は小豆より供給が安定しているからということで次世代あんこの座を狙っているようです。
これは大豆から小豆への果たし状!
小豆様にたてつこうなんざなかなか見上げた根性よ、その勝負真っ向から受けてたってやろうじゃあないか!!
と、会場で一人熱気ムンムン血気盛んに息巻いて臨んだ大豆餡との真剣試合ですが、まず運ばれてきたかき氷のビジュにうっとり。
いや、見惚れてる場合ではない。肝心なのはその味!どれどれ。。。パクリ。お、お、おいしい♪
大豆よ、お主なかなかやるではないか♡
そう、大豆餡は小豆餡よりも甘さが控えめです。
なのでさっぱりフルーティーなメロンと杏仁シロップとの相性も抜群。
豆乳を彷彿とさせる白くてなんだか優しいミルキーな味わいのあんこがモンブランのごとく豪華に盛られ、そしてグラスの一番下にもどっさりお待ちしておりました。
会期中何度も食べに行きたくなります。
すっかり大豆あんに魅入られ、大豆あんのどら焼きもお土産に購入。
●甘味みつや 白玉(きなこ)

今回は、持ち帰りではなくイートインにていただきました。
あんこ、ずんだ、抹茶などどれもおいしそうで悩みますが、今回はイートイン限定のきなこ白玉を。
その場で茹でたての白玉を提供してもらえます。
茹でたての白玉はあつあつでプルプルで、そしてもんのすごくやわこい♡
そんなんされたら恋に落ちちゃうぞ、白玉。
きなこと蜜がかかっておりますがその辺りは控えめな甘さと量で、お店の方の白玉を主役に楽しんで欲しいという心意気がひしひし伝わりました。
●高林堂和菓子研究所 醤油やき大福

こちらもそのビジュに加えて、醤油&ごま油というワードで、食べる前から完全ノックアウトされてしまう一品。
賞味期限はその日のうちということでしたが、私はせっかくなので実演での出来立てを会場にていただきました♡
まずはその香り。繰り返しますが醤油とごま油なんてそんな香ばし界の双頭を使っておいしくない訳がない。もはや卑怯もの!と世界の中心で声を大にし叫びたい笑
醤油の塩気、ごま油と相まった香ばしさが甘さ控えめなあんこをひきたてます。
おもちもとってもやわらかく、よく伸びます。
いかがでしたか?
今回気付けば1日にして総額ほぼ2◯んえんを和菓子につぎ込み、帰り道の電車では両手いっぱいに和菓子の袋。
人はそんな私をあんこに取り憑かれた、あんこの狂人と呼ぶかもしれない。いや、呼ぶがよい。
だってだって、好きなんだもの♡
つまり言いたいのは、みなさんも好きなものはなりふり構わず追求してください♪ということです。
和菓子フェスタは新宿伊勢丹の地下一階催事コーナーにて今月17日まで開催しています。
みなさまも今週末、ぜひ足を運んでみては?
それでは、また♪