器好き、旅好きを魅了するイベント「DINING HACK ARITA」

2017年12月21日
器好き、そして旅好きなマリソル世代のハートをぐっと掴むイベントが、2017年11月18日(土)、器の郷・佐賀県の有田で開催されました。
日本全国の陶磁器の産地を訪れ、器、地元の食材を用いた料理、そして音楽と花による演出を味わう一夜限りのインスタレーション、「DINING HACK ARITA」。その最初の試みが、有田の代表的な窯元のひとつ、幸楽窯で行われたのです。
最初にシャンパンのアペリティフがあり、その後150年の歴史をもつ幸楽窯の歴史を、5代目の徳永隆信氏の案内のもと、東京や福岡から訪れた限定ゲストと共に、ミニ・ファクトリーツアーで学びます。ひととおり工場見学をした先に現れた庭には、焚き火が。次第に日の沈みゆく中、その炎を取り囲んで、フラワーアーティスト、井上博登氏によるダイナミックなフラワーインスタレーションライブが繰り広げられました。井上氏は内閣総理大臣賞の受賞歴も。
刺激的な演出のあとはいよいよダイニング会場へ。器の入ったトロ箱(本来は魚を入れる為の木箱)がたくさん積み上げられた工場内にはハイブランドの数々のレセプションパーティのメインDJとしても活躍中のDJ AMIGA氏のクールなラウンジ音楽が流れ、中央に設けられた長テーブルにキャンドルや花とともに美しい有田焼の器が並ぶ様子に、期待が高まります。

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DJ AMIGA氏

会場内にも随所に井上博登氏による花の演出が施されています。もちろん花器は幸楽窯製の有田焼。
今回のイベントを企画したのは、イタリアの美容ブランドの総輸入販売の会社を経営するほか、和の器や空間のコーディネイターとしても活躍している伊藤レイさん。今年のはじめに東京から福岡に移住した彼女、そこで九州の人や文化の魅力と出会い、また年間多くの海外出張の経験から海外から見てもクールな日本をローカルから発信するという企画へと発展したのだそう。
伊藤レイさん
幸楽窯で生まれた有田焼の繊細な器に、地元有田を中心に佐賀の食材を活かした料理が登場。料理を手掛けたのは、福岡県糸島市で一軒家フレンチレストラン「Pinox」を営む水野健児シェフ。全国から食通が訪れる隠れた名店の若きオーナーシェフ。器選びも膨大な有田焼の種類から自ら厳選。デザートまで全12品すべてが独創的で且つ美しく美味しい。ひと皿ごとにマリアージュを考えたワインや日本酒が提供されて、さらにその味わいを高めてくれます。
水野健児シェフ
「鯉白子のロワイヤル、鯉の出汁とその身のコンフィ」はシェフも初めて挑戦した鯉。一番難航したのが鯉だったそう。ペアリングのぬる燗にした「純米大吟醸」が鯉の味を引き立てます。
歴史ある工場の醸し出すシャビィな雰囲気の中、極上の料理と有田焼の器、ラグジュアリーな花と音楽を限られたゲストと共に楽しむ、ここでしかない体験。この「DINING HACK」は今回の有田をスタートとして、今後全国の窯元を「HACK」していくのだそう。次の旅行先はこの「DINING HACK」を追いかけてみても良いかも⁉

協力/DINING HACK事務局  http://www.dining-hack.com/

撮影/亀川涼、6photo、吉野ユリ子 取材・文/吉野ユリ子

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