☆お話をうかがったのは…
埼玉県立大学大学院教授 藤縄 理先生
埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科教授。医学博士。理学療法士。リハビリ学の第一人者。監修した『がんこなコリが一気に消える!肩甲骨はがし』(宝島社)が話題に
■肩甲骨の可動域を広げて肩こりも、丸い背中も改善!
肩甲骨まわりの筋肉をほぐし可動域を広げる効果大
「肩甲骨がガチガチに固まると肋骨にへばりついてしまいますが、理学療法ではこれを改善するために、肩甲骨と肋骨のすき間に手を入れてバリッとはがします。これが肩甲骨はがしです」
これを自分でできるよう考案されたのが今回紹介するセルフ肩甲骨はがし。
「肩甲骨はがしは、ストレッチや体操や筋トレを組み合わせたもの。こわばった肩甲骨まわりの筋肉をほぐして可動域を広げ、開いた肩甲骨を中心に寄せられるように戻します。肩こりや四十肩も改善するので、ぜひ習慣に!」
まずは基本の3つのステップから始めて!
【基本の Step.1】かしわ手ストレッチ
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1)足を腰幅くらいに開いて背すじを伸ばして立 ち、左右の腕を肩の高さまで上げて、直角に曲げる。手のひらは正面を向ける。
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2)腕の高さはキープしたまま、顔の前でかしわ手を打つようなイメージで、両腕を閉じる。次に1に戻る。1、2をリズミカルに10回。