最終目的地の大田に向かう前に、せっかくなので清州を観光することにしました。
わずか5時間ほどの滞在でしたが、
■清州の誇り「清州古印刷博物館」
■世宗大王も浸かった「炭酸泉」
しかも、大都会ソウルなら東京よりよっぽどお高いってことがいくらでもあるけれど、清州や大田などの地方都市はまだ物価高騰の荒波に飲み込まれてなかった~!
古き良き風情と物価が残る韓国地方の旅、この超円安時代の最適解かもしれません……!
ではさっそく清州観光にGO!
■清州のご当地グルメ「チャグリ」
ランチとディナーの間に中休みを取る食堂が多いなか、Naver地図で通し営業中と出てきた「ナクウォン畜産物チゲ(낙원 축산물 짜글이)」に向かいました。
清州出身の友だちにオススメを聞いたら、真っ先に挙がった名物グルメです。
本来はキムチを入れず、コチュジャンで味付けするのが正統派だそうですが、このお店は自家製の古漬けキムチと大ぶりの豚肉がたっぷり入ったキムチチャグリでした。
住所:청주시 흥덕구 예체로167번길 27
電話:050714805659
営業時間:10時~23時
■清州の誇り「清州古印刷博物館」
実はここ清州で、グーテンベルクの聖書印刷よりも78年も早い1377年、世界最古の金属活字本が刊行されたのです。
ユネスコ世界記録遺産にも登録されているその金属活字本の名は『直指心体要節』、通称『直指(チクヂ, 직지, Jikji)』。
この『直指』、実物はなんとパリのフランス国立図書館にあって、ここ清州にあるのはレプリカだそうなーーー。
なんでも19世紀末の駐韓フランス公使だった人物が『直指』をパリに持って帰り、その後国立図書館に寄贈されてしまったらしい。
まあそのおかげで朝鮮戦争を免れたし、研究も進んだんだろうけれど、そろそろ返してやっておくれよ。パリにはルーブルもオルセーもあるじゃないか。清州には直指しか……(以下自粛)
興徳寺のお坊さんたちが活字を作ったり、並べたり、印刷したりしている可愛い模型もあります。
入場無料/月曜、1月1日、旧正月&秋夕休館
■世宗大王も浸かった「炭酸泉」
それが、世界三大鉱泉に数えられる(諸説あり)、「椒井(チョジョン)の炭酸泉」。
600年以上の歴史を持ち、あの朝鮮王朝きっての名君、世宗大王も1444年(ハングル創製の翌年!)に湯治して眼病を治したと伝わる、由緒正しい鉱泉です。
これがなんと、寒がりな私には残念なことに温泉ではなくて、体感25度くらいの冷泉なんです……!
冷たいのを我慢して入ると、炭酸が身体にシュワシュワとまとわりついてくる。地下200メートルから湧き出しているそうな。
洗い場の近くには飲泉台があり、みんな持参した水筒に炭酸水を汲んで、薬水に浸かりながら飲んだり、プルガマ(薪を燃やして温める伝統サウナ)に入って飲んだり。
水風呂にすぐに音を上げた私は、大浴場にある温かいほうの湯船に浸かって、口から薬水を取り入れることに専念しました。少し苦みのある微炭酸で、温まった身体にスーッと入っていきました。
住所:청주시 청원구 내수읍 미원초정로 1357
電話:043-213-6060
今の素朴な清州らしさがなくなってしまうのは、正直ちょっとさみしい気がするけど、一方でこれまで顧みられなかった地方の魅力が、航空便の就航によって国際的に広がっていくのは、やっぱりすごいことだな、と思いました。
変わっていく清州と、変わらずに残ってほしい清州。その両方を今のうちに味わっておけるよう、またエアロKに乗って清州に戻ってきたいと思います。
●チャグリ+追加ラーメン+白ご飯:1人あたり約12,000ウォン
●清州古印刷博物館:無料
●炭酸泉:11,000ウォン
しめて、23,000ウォン(約2,300円)でした!
円安だって怖くない韓国の地方旅行、お出かけあれ~!

カタログ最新号
特集を見る