服装は風水に従って(真顔)、白のブラウスにピンクのスカートで恋愛運アップコーデに決めた。恥もプライドも外聞も何もない。これがアラフォー婚活のやり方じゃ!
「某新丸ビルの某自○が丘グリルに19時から。楽しみなり〜☆」
おお、某新丸ビル!某自○が丘グリルって洋食屋だったな。居酒屋とかじゃないのか~。あの店はうるさくないからゆっくり話が出来そうじゃ。
トリ姉さんに返信。
「自○が丘グリル!なんか紹介って感じ!コロッケとハンバーグ食べちゃう。あら、ハンバーグはハンバーグステーキって呼ぶお店かしら」
トリ姉さんから返信。
「ハンバーグ食べよ!多分、パンダさんはお金持ちのいい人と思う!」
素性がわからんあまり、最悪のケースを想定してポテンシャル買いもやむなし、まずは彼のパッションとビジョンを見るのだと決意したところだったのにぃー!(困惑のち破顔)
ベンチャー社長→あやしい→派手な生活→見栄っ張り→実はお金がない→ヒモも覚悟
まして仮にそんな条件がヨイヒトだとしたら、こんな熟女をわざわざ選ぶ必要はないのだから。
そうだ、そうだ。コロッケとハンバーグステーキを食べて帰ってこよう。
顔合わせが具体化するとこうして自信がなくなり、みじめなほどイジイジしてしまった。質問サイトの読み過ぎでアラフォーの婚活市場におけるキビしさというものをものすごく痛感していたから。
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)