年齢なりにこうした初めて物語の経験は一応ある。私は本当に論点を都合よくずらすのが得意で、お互いを良く知り合うために二人で会うのにいつのまにか目的が変わってくることが多かった。
・こちらの話をちゃんと聞いてくれるか
・違いを受け入れる器量はあるか
・将来のビジョンを共有できそうか
・人や物に対して思いやりを感じられるか
・政治観、宗教観 変な偏りがあったら困るよね。
そんなところを徐々に知り合っていければ良いのだと思うが、脳が目の前の事柄にフォーカスする。
曰く
・待合せはわかりやすいようにしてくれたか
・店を予約してくれたか
・店に入るときエスコートしてくれたか
・上座に通してくれたか
・オーダーをまとめてくれたか
・飲み物の減り具合を気にしてくれたか
・おごってくれたか
これらポイントにおいて○○してくれたかで加点する方式をとりがちだった。正直に認めよう。
特に気になる「おごるおごらない」について、事前に同世代の男性数名に意見を聞いていた。仮におごってくれなかったから駄目だったと判断しないで済むように。え!
ここで重要なのはおごられたおごられなかったという事実よりも、そのメンタリティ。略して「おごメン」。同じようでいて全部異なる。
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)