若返りに絶対不可欠なもの。「知性」と「人間的センス」

2018年4月13日
本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、50代でなおも美人女優として君臨するニコール・キッドマンを例にして考える“実年齢からはありえない自然な若さ”について

褒め言葉としての「バケモノみたいに若い」を 叶えた人に、改めて仕事がやってくる理由

「バケモノ」という言葉がある。人に対してこんなことを言ったら、本来は重罪だが、「あなたってバケモノみたいに若いわね」と言うと、相手はまんざらでもなかったりする。女の美貌は、黒を白にもする種類のものなのだとつくづく思う。
 で、半分失礼ながら、最近またバケモノみたいに若く美しいのが、 ニコール・キッドマン。ここでまた映画にテレビドラマにと引っ張りだこ、ゴールデングローブ賞やカンヌ映画賞など様々な賞を総なめにしていて、50歳という年齢にして、かつてないほどの勢いを感じるのだ。ついにこの人はハリウッド女優の運命を変えたと言っても良いのかもしれない。
50代にして初めて美人女優が張れるのだから。でもその一方で『ライオン/25年目のただいま』では、この人誰? と見紛うほどの“すっぴんの老け役”を好演、やはり賞をとっている。つまりただバケモノみたいに若く美しいだけではない。本モノの演技派にして、50代でなおも美人女優として君臨するという全く新しい地位を確立したのだ。
 正直この人も40代は、美容医療のやり過ぎなのか「顔が怖くなった」などとゴシップ誌にいろいろ書かれ、それに伴って露出もなんとなく減っていたのに、いつの間にやらナチュラルな美しさを取り戻すと同時に、前例のない50代の活躍。ハリウッドでは、これまで多くの美人女優が、若返りとさらなる活躍を目論むもののことごとく、失敗してきた。なぜこの人だけが偉業を達成できたのか。
 この人は、IQ132。しかも、大スターにもかかわらず心のバランスのとれた人と言われる。仕事上のトラブルが極めて少ない人であると……。つまりは、そういう意味での知性と人間的なセンスが、この人を見事に復活させたのだ。

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