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若返りに絶対不可欠なもの。「知性」と「人間的センス」

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、50代でなおも美人女優として君臨するニコール・キッドマンを例にして考える“実年齢からはありえない自然な若さ”について

若返りには絶対に知性が不可欠。

若返りに絶対不可欠なもの。「知性」と「人間的センス」_2_1
(左)洗顔後すぐに使って肌の不要なものを取り去り、なめらかに。リプラスティ プレソリューション 150㎖¥13,500/へレナ ルビンスタイン (中)さまざまな外部刺激から守って、さらに明るい肌へと人気UVが進化。UV エクスペール トーン アップ SPF50+・PA++++ 30㎖¥5,800/ランコム (右)バラ色のツヤ肌を作ると、すでに人気沸騰中。プレステージ ル クッション タン ドゥ ローズ SPF50+・PA+++¥12,000/パルファン・クリスチャン・ディオール 

撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代
 以前から気づいてた。若返りには絶対に知性が不可欠。知性と人間的センスがないと、作った若さがどんどん危なくなっていく。美しさがどんどん偏っていき、人を魅了できなくなる。だから、若さにしがみつくほどに、女優としてのオファーが激減するはずなのだ。もちろん当たり前に年齢を重ねていけば、その年齢なりの役柄がこなせるはずだけれど、バランスの悪い若さほど、使い道のないものはないからである。
 ちなみに、ここでいう“自然な若さ”とは、実年齢からしたらそれこそバケモノ的にありえないほどの若さだけれど、一人の女性としての見たときには若さのバランスがとれていて自然。【ちゃんと美しい】ということを指している。
 日本でも、知性とセンスで“ありえない若さ”を誇り、80代でますます現役の活躍をみせるのが、岸惠子さん。もともと作家志望だったというが、気がつけば人気作家の地位も築いていた。ふと思ったのが、今や“自然な若さ”と、“仕事の量や評価”は比例する。まさしく、ニコール・キッドマンしかり、メリル・ストリープまたしかり。どちらもずばり、知性とセンスのなせる技だからである。
 ともかく実年齢からしたらありえないが、若さそのものは自然で、ちゃんと美しい……これを実現するモノたちを、ここに集めてみた。古い肌を脱ぎ去りながら、若い艶をその場で加えていくヘレナのプレソリューションは、洗顔後すぐ使う、速攻の美肌づくり。そして、下地には今、ファンデ前の一品として最強の“ランコムUVケア”の新作「トーン アップ」。紫外線からも、もちろん大気汚染からも肌を守る力の最先端、UV エクスペールがついに圧倒的な下地効果も手に入れて、若さを守り、見た目の若さも作る究極の一枚下地となった。仕上げは、ディオールの最高峰スキンケア、プレステージからデビューしたクッションファンデーション。とにかく肌を若く若く見せながら美しい仕上がりを生み出す力では群を抜いている。“ありえない自然な若さ”の作り方として、記憶して欲しい。

(Marisol 2018年4月号)
齋藤薫 Kaoru Saito
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)をはじめ、著書多数

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