一生懸命に頑張る女は好きなのに、頑張りすぎる女は嫌い…その境界線はどこ?
ともかくヤル気。私にやらしてくださいという気概充分。今や何をしても、何もしなくても、叩かれる立場の都知事に今、あえてなろうというのは、ただの権力欲だけではないのだろう。ことに嫉妬深い男たちに一人で立ち向かっていく戦い方は、女性としてあっぱれだった。
どちらにしても、私たち女は“頑張っている女の人”が好き。何かに一生懸命な人にはかなわないと、素直に思えるのが“女”なのではないかと思う。
でもその一方で、頑張りすぎる女はダメ。一生懸命に頑張る女は好きなのに、頑張りすぎる女は嫌い……まずその境界線はどこにあるのだろう。これは明快。自分のためかどうか。多少とも人のため、が入っているかどうか。そこで好き嫌いが大きく分かれるのだ。
ただ、小池さんの頑張りは自分のためでしょ? という見方もきっとあるはず。でもタレントがブログなどで自分のアピールに一生懸命になるのとは、やはり意味が違う。もちろん野望のためもありながら、全ては自分が世の中の役に立ちたいというアピール。世の中のためという気持ちが、大なり小なり伝わってきたからこその支持となったのではないか。