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業界でも続々と? 今、第二部を始めようとしている人が美しい!【齋藤 薫エッセイ】

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、“人生の第二部”について。

女の第二章では、内面の美しさこそ追求してほしい

齋藤薫の大人キレイの処方箋
(左から)SPF22/PA++ トランスルーセント エマルジョンファンデーション30¥11,000・しっかりカバーしつつ、内側から透き通るようなツヤ肌を実現。SPF22/PA++ ロングラスティング リキッドファンデーション30 30ml ¥9,000/アンプリチュード・植物の優しく力強いパワーが生きた、日本発のオーガニックスキンケアブランドが今秋デビュー。エレメンタリー フェイスソープ¥10,000・同 ポイントメイクアップ リムーバー 75ml ¥8,000・同 スキンローション 125ml ¥18,000/ITRIM

撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代
奇しくも、メイクアップアーティストのRUMIKOさんは、女にとっての第二章へ“かっこいい大人美”を提唱するメイクアップブランドを発表した。本人にとっても活動の第二章のスタート。第一章では、日本女性に「大人の可愛さ」とは何か? ということを定義した。またメイクアップによる洗練を教えたのもこの人だった。第二章では、日本人が1番苦手とする“かっこよさ”とは何か? という定義付けから始まるが、コスメブランドでは異例「社会性ある女性こそ美しい」と提唱する。まさに女の第二章では、内面の美しさこそ追求してほしいと訴えるのだ。だから、注目すべきは“どこに出しても恥ずかしくない品格ある知的な肌”が出来上がるファンデーション。透明感ならぬ“透き通る感”で欠点をカバー、釉薬を塗ったような奥行きある極上の肌を提供してくれる。
 もう一つ、プレミアムオーガニックなエイジングケアという全く新しいカテゴリーを生むこととなるのが、イトリン。「とても、凛と生きる人」という意味をブランド名に込め、命の輝きこそ美しさの源、肌はその美しい命を包む“いのちのドレス”というなんとも印象深い提案をする。イトリンもまた生き方や内面そのものが美しい女性を化粧品で提案していくと言う1つ先のコスメとなった。貴重なオーガニック成分を惜しみなく使っていることで、例えばメイクアップリムーバー1つが、生命感が煌めく仕上がりをもたらす、それがプレミアムオーガニックのエイジングケア。まさにコスメ界の未来、第二部が始まる!


(Marisol 2018年10月号)
齋藤薫 Kaoru Saito
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)をはじめ、著書多数

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