「呼子のイカは透明でキラキラしていて、人生でいちばん美味しかった」
と聞いて以来、ずーーーっと憧れていた呼子。
長年の念願をついに叶えに、母と二人で出かけてきました。
始発の飛行機に乗って、朝9時過ぎに福岡空港に到着。
せっかくだから、朝食に九州らしくゴボ天うどんが食べたい!
というわけで、朝から開いている『ウエスト天神店』へ。
やわやわ、もちもちのうどんに出汁がしっかり絡んで、
しみじみ、美味しい……。
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ゴボ天の歯ごたえと、つゆを吸ってフワフワになった衣がたまらない
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糖質オーバーと分かりつつも食べずにはいられなかった、かしわおむすび
突然「宗像大社に行きたい」と言い出した母に従い、
電車とタクシーを乗り継いで、博多から約40分で世界遺産の地へ。
3Dの解説映像を見て、見どころを予習することができます。
特産物のショップに加えて、きれいなお手洗いもあるので、
宗像大社の観光前後に立ち寄るのに便利です。
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森に囲まれた宗像大社
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静謐な空気が漂います
8万点ある所蔵品のほとんどが国宝という、世にも貴重な宝物館。
特に、ケルト文様を彷彿とさせる、まばゆい黄金製の指輪(5世紀のもの!)は必見です。
毎年、九州場所中のお相撲さんが口を揃えて絶賛する
『天麩羅処ひらお』。
県外には展開しないというポリシーだそうで、
食べたいなら福岡まで行くしかありません。
コの字型のカウンターの真ん中で天ぷらを揚げていて、
ひとつひとつ揚がるたびに、アッツアツを持ってきてくれます。
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名物・食べ放題のイカの塩辛!塩気控えめで柚子の香り高い、激ウマ塩辛でした
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「あじわい定食」は、海老、鶏肉、白身、イカ、野菜3点の計7点で770円という、驚愕のコスパ!
店内が明るく清潔感があるので、女性のおひとりさまがたくさん。
外国の方にも喜ばれそうなお店です。
唐津からタクシーに約20分間揺られて、今回の目的地である呼子にたどり着きました。
壱岐と対馬を挟んですぐそこに韓国・釜山というロケーションです。
『尾ノ上Ryokan(旧・国民宿舎呼子ロッジ)』。
どんなところかと不安でしたが、
たしかに施設は「昭和の合宿所かこれは⁈」という感じ。
でもそれよりも、接客スタッフがひなびた雰囲気におよそ似つかわしくない
シュッとしたメンズだったことが、あたしゃ印象的だったよ。
今の時期はアオリイカなので、少し乳白色がかかっています。
(夏に獲れる剣先イカはもっと透明でキラッキラらしい)
一切れ口に含むと、新鮮なだけあって角がしっかり立っていますが
歯ごたえはあくまでもむっちり。
そして、さわやかな甘みが口中に広がります。
こ……これは美味しい……。
イカ独特の匂いはほとんど感じません。
とにかく、上品な甘みがスッと出現してスッと消えていく……。
いくらでも食べられます。
昼も天ぷらだったので、塩焼きにしました。
なんといいますか……噛むたびに「ブキッブキッ」と響きます。
焼いたことによるイカの香ばしさと旨みがエンドレスで、こちらもいくらでも食べたい……。
しかもほんのわずかの塩が、イカの甘みをさらに引き立てていて
「これがちょうどいい塩梅ってやつか!」と感激。
さすが料理に定評のあるお宿、と大満足でした。
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ちょこちょこつまめるのが旅館のお料理のいいところ。
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売店でikades発見。