■効率のいい温めテクで “腎”を守りぬく
「実際は、単に冷えているところを温めても、冷えは解消されにくいもの。それよりは、首の後ろや足首などの“首”ポイントや、体の中心部のおなかや腰まわりを集中的に温めて。これらの部位は、皮膚が薄いため血流に温めた熱が届きやすかったり、冬特有の寒の邪気や冷えを防ぐツボが点在していたりするので、効果もスピーディかつダイレクトです」(南雲先生)
注意点は、汗をこもらせないこと。「冷えた汗がまた体温を奪うんです」 知識は武器。大人は賢く冷え対策。
女性ならではのあらゆる不定愁訴に詳しい名医。心と体に優しいと人気のクリニックは今年で開業21年目に突入。
■温め適切? 不適切?
温め術でマリソル世代が注意すべきは、冷えのぼせ=冷えが重症化した状態。血行不良が続くと、体は手先・足先の保温より頭部を優先的に温めて脳を守るようになる。すると末端の冷えとのぼせが同時に起こることに。このケースでは×マークの部位を冷やしたいのは、かなりの重症。