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脳からのサインを見逃さないで!正しい脳疲労解消術【仕事編】

【キレイになる活】長時間の座り仕事やパソコン作業、会議と、ストレスフルな状況が山積みの仕事の場面は疲れが最もたまる時間。よい対策とは?
毎日ちゃんと寝ているはずなのに、最近、疲れがとれなくなってきた……と感じているアラフォー世代の女性は多いはず。でも“年齢的にしょうがない”とあきらめるべからず。ちょっとしたコツさえ知っておけば、疲れは効率よく解消が可能。疲れないための簡単メソッドを実践して元気な心と体を取り戻して!
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☆私が答えます!

医学博士 梶本修身先生

医学博士 梶本修身先生

大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授。東京疲労・睡眠クリニック院長。『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)ほか著書多数

■正しい脳疲労解消術【仕事編】

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A. 座り続けると疲労物質が停滞。時々トイレに立って
「トイレの我慢は"疲労"の観点からもNG。座りっぱなしでいると股間節が圧迫されて血液やリンパの流れが滞り、疲労物質が体に残って疲れの原因に。立ち上がるだけで体のめぐりがよくなり疲労が防げるので、時々トイレに立つほうが疲れず仕事の効率も上がります」

A. 間食をすると副交感神経が優位になり脳疲労の予防に
「間食はしたほうが疲れがとれます。おなかにものが入ると消化吸収のために胃腸が動き出して副交感神経が優位になり、仕事で優位になっていた交感神経が抑えられ脳の疲労の予防に。脳へのエネルギー補給にもなります」

A. 仕事と休日はしっかり分け、休日は情報にアンテナを張るだけに
「休日も仕事をしてしまう人もいますが、疲れないためにはやはり仕事と休日をきっちり分け、休日はきちんと休むことです。休日も仕事が気になる人は、仕事に必要な情報に関するアンテナだけ張っておけば、仕事の時、効率よく情報処理ができ、結果的に疲れが減ります」

A. 優先順位をつけ、その日にするタスクは重要度5番目までに
「その日のうちにすべてやろうとしないこと。そして優先順位をつけること。朝、今日やるべきタスクを、仕事以外の飲み会なども含めて紙に書き出し、1 番目から5番目の上位タスクを重要度が高い順にこなしましょう。それ以外もその日にやろうとすると疲労がたまるので明日に持ち越し、そのぶん早く休みましょう」

A. 20~30分に一度はPCからA. 視線をはずし、1時間おきに休憩を
「PCワークで起こりやすいのが眼精疲労。自律神経の疲れから起こり、目の痛みやかすみ、充血などのほか、頭痛や肩こりが生じることも。これを防ぐには20〜30分に一度はモニターから視線をはずし、1時間作業をしたら5分休むというようにこまめに休憩を入れましょう。休憩中はスマホなどは見ず、ボーッとしてぼんやりと物を見て目と脳を休めて」

A. 長時間の移動は疲労を招くので日帰りでなく1泊するのが理想的
「新幹線や飛行機での1 時間を超える移動は、座ったまま動かないので腎臓への血流が低下し、尿からの疲労物質の排泄が滞り疲れを招きます。日帰りだと移動疲れが回復しないので自費を使ってでも1泊するのがおすすめ」

A. 逆に隠れ疲労を招く可能性もあるので要注意
「栄養ドリンクの疲労回復効果は実証されていません。そればかりか栄養ドリンクに含まれるカフェインや微量のアルコールの覚醒・高揚作用で、疲れていても疲れを感じない隠れ疲労になる可能性も。過度にドリンク類に頼らないように」

☆次回UPは12月30日。脳疲労改善のための具体的な方法【食事編】

【Marisol 12月号2018年掲載】撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management) スタイリスト/程野祐子 イラストレーション/佐藤由実(藤村雅史デザイン事務所) 取材・文/和田美穂

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