人を褒めるか褒めないかには、 人間性が露骨に現れる
欧米では、男が女を褒めるのが1つのマナーでもある訳で、やはり大人は人付き合いにおいて、褒めるに値するものは褒めると言うのが、1つの良識と言えるのだろう。もちろんお世辞とわかるお世辞なら、褒めないほうがマシだけれど、頑なに褒めない人は、いつの間にか人を遠ざけ、友達ができにくいのもまた確か。いずれにしても、“自分の利益のため”ではなく、“相手のために相手を褒める”、そういう女にこそ幸せが訪れるのは、紛れもない事実なのである。
逆に、褒められるか褒められないかにも、実は露骨に人間性が現れる。正当な評価で年がら年中褒められる人は、やっぱり世間に愛されている人。褒められない人には、ちゃんと理由がある。全然関心を持たれないか、褒めると損をすると相手に思わせるほど、日頃世間に迷惑をかけているか。どうせ褒めるなら、好きな人を褒めたいと思うのが人情。だからこそ、善意の人同士の“褒めて褒められて”は、清々しい関係を築きあげるのだ。