強い生命力さえ持っていれば、人は美しくなれる
撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代
まさしく命のパワーこそが艶めく美しさの源と解く、新しいラグジュアリーオーガニックブランド「イトリン」は、生命力そのものを高めてくれる植物の命をそのまま注入するような働きかけで、全く新しい即効性で人を美しく輝かせてくれると今、評判だ。同様に、「強さこそが柔らかく幸せそうな美しさの鍵」……そんな美の法則を形にするようなナチュラルメイクが今主流となっているが、肌トレンドの濡れたツヤ感も、油の艶ではなく潤いが作る艶なわけで、それにも強さと優しさ両方を感じることができる。それを見事に体現するのが、シャネルのボーム エサンシエル。ひと塗りで肌から湧き出る濡れ艶を再現する。スカルプティングも同時にできるのが魅力。そしてほのかな5分の2発色の、キッカのメスメリックのピンクコレクションも、強いから優しい血色の美しさを表現してくれる。
強いから優しくなれる、強いから美しい、歳を重ねるほどにそういう風に生きたいもの。周りも自分も幸せにするため。
(Marisol 2019年2月号)
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を
加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。『キレイはむしろ増えて
いく。大人の女よ! もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)など著書多数