レッスン①:化粧水の効能って?
まずは、化粧水の効能を理解することからスタート。進化著しい化粧水は、ただ水分を与えるだけでなくエイジングケアに不可欠なさまざまな機能が満載。それを熟知すれば、おのずと効果的な使い方もできるはず。
効能1:肌の〝うるおい力〞を高める
進化した化粧水は、水分を与えるだけでなく、肌が本来もっている、うるおいをつくり出し、維持する力を養う機能を備えたものが豊富。そのための機能成分が入っているものをアラフォーは選ぶべし。
効能2:肌を整える
化粧水で与えた水分が、角層に浸透し、なじむことで、角層がしなやかになり、角層細胞が化粧水の水分でぷりんとみずみずしい状態に整う。見た目の肌を即効でふっくらみずみずしく整える効果は一番。
効能3:美容成分を肌に引き込むバリア機能を担う
疎水性の高い角層を水分で満たすことで水のルートを確保。化粧水をはじめ、美容液やクリームのエイジングケアや美白効果に優れた水溶性成分を表皮や真皮に引き込むのをサポート。
効能4:エイジングサインにアプローチする
美容液やクリームの美容成分をより効きどころに届ける作用はもちろん、化粧水自体に配合された機能成分が、シワやたるみ、くすみ、シミなどにアプローチ。エイジングケアも可能に。
効能5:肌と心を〝癒す〞
水美容の文化が根づいている日本では、化粧水の水分自体を心地いいと感じる感性をもっている女性がほとんど。水で内側からうるおう心地よさは、肌はもちろん心まで癒す効果も絶大。
レッスン2:化粧水の効果を最大限に引き出すための注意書き
実は美肌ケアにパワフルな効果を発揮する化粧水。ただおざなりに使っているのではもったいない。より効果を届け、効かせるためには、ここにあげる5つのポイントを押さえること。効きが変わります!
理由1:所定の用量を必ずお守りください
各化粧水の説明書に書かれた使用量は、その化粧水が角層の隅々まで行き渡る量を割り出したもの。ケチって量を少なめにすると、その効果が十分に行き渡らない可能性大。量は適切に。その後は自分の肌に合わせて加減を。
理由2:使用時の「力の入れすぎ」にご注意ください
化粧水は、しっかり浸透させることが重要。とはいえ、こすりすぎは肌をかえって傷つける可能性が高いのでご注意を。また、パッティングはほどほどに。パッティングを多く繰り返しても浸透がぐんと上がるわけではありません。
理由3:「手で使う」のか、「コットンで使う」のか、は必ず各説明書に従ってください
こちらも各化粧水の説明書に従うのがおすすめです。手で使うか、コットンで使うかによってその処方も考えられている場合が多いので、明記されているものはその方法で。明記されていないものは、使いやすい方法で大丈夫です。
右は手使いにおすすめの使い方(資料提供/花王)。左はコットン使いにおすすめの使い方(資料提供/資生堂)
理由4:しっとり、さっぱりといったアイテムの「感触」を選ぶ時は、その時の肌の状態および好みに従ってください
化粧水には大きく、シャバシャバしたさっぱりタイプととろみのあるしっとりタイプがあります。心地よくケアするには好みの感触を選ぶのが一番。浸透の仕方にも違いがあるので(図参照)、肌の状態に合わせて使い分けるのも◎。
肌への浸透の違い
理由5:化粧水をつけた後は必ず、油分でフタをすることをお忘れなく
化粧水でたっぷり届けた水分を肌にしっかりキープするためには、乳液やクリームなどの油分でしっかりフタをすることが大切。必ず、化粧水だけで終わらせないこと。また、せっかくつくった水分ルートを使わないのももったいない。美容液などと合わせて使えばより効果的です。
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