忙しさよりも大 小の怒りの方が肌にはずっと悪い
確かに、ゆとり教育自体、激しい競争社会から脱皮し、〝人と競い合わない大らかさ〟を目指したものであったはず。でもやってみたら、〝副作用的〟な別の弊害が目立ってきてしまったということ。
一方に、ゆとり世代を、さとり世代と呼ぶ見方もあるように、見ようによっては、その上の世代よりも大人に見える側面はあったりする。例えば、異様に空気が読めること。なるべく目立たないように、浮かないようにするために必死で空気を読んできた世代だから。さらには、物事に寛容であること。言い換えれば良い意味で人に関心がなく、他人に対してあまり腹を立てないと言うのもこの世代の特徴。上の世代は、まさにそういうところが羨ましいのではないか。
こんな風に思った事は無いだろうか? あーもっと人を許せる女になりたい。もちろん大人世代の怒りは、正義感が根っこにあるから、怒りは極めて正当なもの。でも100%相手が悪くても、怒りのダメージは自分自身にやってくる。怒っただけ無駄にエネルギーを使ってしまいかねない。「怒り損」と言うのだろうか。