人を許せる女になる…… それも大人世代には1つの美容

2017年1月16日
本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、“寛容がもたらす内面の美しさ”について

忙しさよりも大 小の怒りの方が肌にはずっと悪い

 いわゆるゆとり世代をその上の世代が一体どう見ているのか? そういう調査では「怒られるとすぐやめる」「仕事よりプライベートを優先し、言われた事しかやらない」、などなど、不満ばかりが噴出するかと思いきや「そのゆとりが羨ましい」「人と競い合わない大らかさが羨ましい」との声が多く聞かれたのだ。
 確かに、ゆとり教育自体、激しい競争社会から脱皮し、〝人と競い合わない大らかさ〟を目指したものであったはず。でもやってみたら、〝副作用的〟な別の弊害が目立ってきてしまったということ。
 一方に、ゆとり世代を、さとり世代と呼ぶ見方もあるように、見ようによっては、その上の世代よりも大人に見える側面はあったりする。例えば、異様に空気が読めること。なるべく目立たないように、浮かないようにするために必死で空気を読んできた世代だから。さらには、物事に寛容であること。言い換えれば良い意味で人に関心がなく、他人に対してあまり腹を立てないと言うのもこの世代の特徴。上の世代は、まさにそういうところが羨ましいのではないか。
 少なくとも〝大人のストレス〟は、人間関係から来るものが圧倒的に多く、忙しさもさることながら、周囲の人間に対する不満や日々の腹立たしさがストレスというしこりとなって溜まってきて、それが体や肌にダメージをもたらすのは間違いない。単なる疲れなら、バタンキューで眠れるけれど、人間関係の歪みでモヤモヤと悩んでいると、体が疲れていてもすぐに眠りにつけないという悪循環が起きてしまう。だから、忙しさよりも大小の怒りの方が肌にはずっと悪いのだ。
 こんな風に思った事は無いだろうか? あーもっと人を許せる女になりたい。もちろん大人世代の怒りは、正義感が根っこにあるから、怒りは極めて正当なもの。でも100%相手が悪くても、怒りのダメージは自分自身にやってくる。怒っただけ無駄にエネルギーを使ってしまいかねない。「怒り損」と言うのだろうか。

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