楽しいとか便利を超えて、無いと不安な自分の分身的情報の宝箱。
本書のタイトル「ネット断ち」はタイトルに惹かれて買った。潜在的な気持ちの表れだろう。
齋藤孝先生。「声に出して読みたい日本語」が有名だが、読むのは初めて。
最近のテレビでのコミカルなコメントで笑い、親しみを感じたのも購入の理由。
1日1時間でも良いからネットを断ち、本を読んでみよう、というものだ。
ネットから簡単に得られる情報も便利だが、書籍から得られる情報は、それはそれで奥深いサムシングや更なる興味関心を引き出し、知的好奇心を刺激するのでないか?という提議であった。
夏目漱石「私の個人主義」
三島由紀夫 「英霊の声」
日頃、ネットで読みなれたものとは違う読了感。
そうだ、そうだ、本が好きなのはこうした言葉の天才がいたからなんだ!と思い出し夢中で読んだ。
ネットの情報を否定するものではなく、本も良いよ!というメッセージ。
ネットを休憩させる言い訳作りには最適だろう。
参考書籍もたくさん書いてあるので、夏休みに読書したいなぁと思っている方にオススメです。