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ブルーチーズ香るポテトサラダを軽やかな純米酒と一緒に楽しむ【平野由希子のおつまみレシピ #63】

9月は純米酒に合うおつまみレシピを3回に分けてご紹介。1回目はブルーチーズのポテトサラダ
【今月のお酒】純米酒
純米酒

(右)白糸酒造 田中六五

(左)油長酒造 ALPHA 風の森 TYPE 1

(右)1855年創業。蔵元のある福岡県糸島市は山田錦の一大 産地で、地元産山田錦を100%使用。「ハネ木搾り」という木と石を使った昔ながらの手法でもろみを搾る。ぶどうを思わせるようなさわやかで柔らかな香り、凝縮された米のうま味とそれをまとめる酸が調和した食中酒。アルコール分15度、精米歩合65%。720㎖¥1,440(希望小売価格)/白糸酒造 

(左)1719年創業。日本清酒発祥の地といわれる奈良。その盆地の南端の御所市にある。奈良県産契約栽培米、秋津穂を使用。仕込み水は金剛葛城山系深層地下水。無濾過、生原酒。アルコール度数を低くしながらも、味わいのボリューム感、果実感を損なわないように醸造。アルコール分14度、精米歩合65%。720㎖¥1,150(希望小売価格)/油長酒造
日本酒とチーズはとてもよく合うといわれている。「今回はブルーチーズを使ったポテトサラダを、純米酒に合わせました。ポテトサラダにブルーチーズを加えるとコクが出るので、マヨネーズが少なくてすむのがメリット。ここではフランスのブルー・ドーヴェルニュを使いましたが、ゴルゴンゾーラやロックフォールなど、好みのもので。純米酒は注目されている酒蔵から、食中酒として楽しめる香り控えめなものや、アルコールが低めでごく微発泡のものを。日本酒は今、低アルコールがトレンドのひとつになっています」
【レシピ】ブルーチーズのポテトサラダ
純米酒に合うおつまみ_1

【材料(2〜3人分)
じゃがいも…3個
玉ねぎ…1/8個
ブルーチーズ…40g
オリーブオイル…大さじ1
ワインビネガー(赤、白どちらでも)…小さじ1  
マヨネーズ…大さじ3
塩・こしょう…各適量


【作り方】

1.じゃがいもは丸ごと鍋に入れてかぶるくらいの水を入れ、火にかけて竹串がすっと通るくらいまでゆでる。

2.玉ねぎはスライサーで薄切りにし、水にさらした後、水気をよくきる。オリーブオイル、ワインビネガー、塩を加えてマリネしておく。

3.①がゆで上がったら熱いうちに皮をむき、ボウルに入れてざっとつぶし、②を加えて混ぜる。マヨネーズ、こしょうを加えて混ぜ、ほぐしたブルーチーズを加えてざっくりと混ぜる。
※スライスしたバゲットを添えても。

【Point】

純米酒に合うおつまみ1_ポイント

マヨネーズは人によっていろいろ好みがあるけれど、平野さんのおすすめはこのブランド。まろやかな風味なので、マイルドな味に仕上がる。


次回は9月28日(土)19時半更新予定。お楽しみに。
  • 平野由希子
  • 料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ、フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲。ワインバー「8 huit.」オーナー。フレンチをベースにしたおしゃれな料理とワインのペアリングを学ぶ、少人数制の料理教室「cuisine et vin」を主宰。詳細はホームページで。(https://www.yukikohirano.com/) 近著に「ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖」(KADOKAWA)。
【Marisol10月号2019年掲載】撮影/邑口京一郎 スタイリスト/駒井京子 取材・文/海出正子 

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