洋服を選ぶ時は体形を気にするのに、ジュエリーとなると、デザイン性だけに気をとられがち。しかし、ジュエリーも、実は体形と深い関係が。洋服選びと同様、「コンプレックスがあるなら、そこから視線をずらす」のが基本。
※PT=プラチナ、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド、SIL=シルバー、WG=ホワイトゴールド、RG=ローズゴールドを表します
☆教えてくれたのは・・・
伊藤美佐季
ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を生かしたスタイリングは、女性誌のほか、多くの女優からも支持が厚い。ジュエ リーに関する講演などでも活躍。著書に『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』(ダイヤモンド社)
Q.首のシワや、歳を感じるデコルテには、どんなネックレスをしたらいい?
A.襟もとを隠して、ロングネックレスで視線を下に
「まずは、鎖骨に沿うプチネックレスをやめましょう。華奢なチェーンは、首のシワと同化するだけです(笑)。襟もとがつまった服+インパクトのあるロングネックレスで、できるだけ首もとやデコルテから視線をずらして」。
Q.歳とともにバストの位置が下がってきたら?
A. 中途半端な丈のネックレスの〝チラ見せ〞が効果的
「年齢とともにバストの位置が下がり、胸もとにあきが出てくるのは、大人の特権。そのあきを利用して、あえてネックレスを内側にして、"チラ見せ"するとかっこいい! 以前イタリアのマダムが、パールを"あえて見せない"ようにつけていて、目が釘づけに。これ見よがしでないつけ方に大人の余裕が漂います」。
Q.首が太く、肩が丸みを帯びてきたら?
A.ボリューム感のあるネックレスで重心を下に
「加齢とともに気になってくるのが、あごの下に肉がつくことにより、首がだんだん太く、短く感じられることと、肩甲骨の上にのった肉による肩の丸み。ここのボリューム感を感じさせないためには、視線をできるだけ下にずらすこと。インパクトのあるトップがついた長めのネックレスで、Vゾーンを強調するといいと思います。デザイン性の高い、コスチュームジュエリーを使うのも手だと思います」。
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