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嫉妬をかわせるのは、女の知性である【齋藤 薫エッセイ】

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、「嫉妬の感情」について。

嫉妬されたら身をかわす、あるいは逃げる。

齋藤薫の大人キレイの処方箋
(左)フレッシュな肌が持続。ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション 6882¥6,300(セット価格)/NARS JAPAN (中)軽やかなつけ心地と美しいグラデーションがかなう、ブラウン系のアイパレット。イプノ パレット 04¥6,800/ランコム (右)セミマットな質感の新感覚リップグロス。ペタルエッセンスカラーバター(右から)02・03・04各¥2,500/トーン 
 逆に自分の才能に嫉妬してくる人がいたら、必ず身をかわすこと。自分はあなたの敵ではないことをわざとらしいくらい言動で示し、それでも自分を嫉妬の矛先にしてくるなら、もう逃げる。逃げまくって関わらない。結局そういう稚拙な方法しかないのだ。そこまでしても、嫉妬はかわすべき。でないと両方が不幸になる。

 平然と嫉妬されるがままにいるのはやはり空気が読めない鈍感な人。自分も相手も苦しめないため、嫉妬をかわす配慮は大人の知性の最たるもの。しないのも、されないのも大人の女の嗜たしなみなのだ。

 で、一番体に悪いから一番避けたいのはやはり同僚への嫉妬だろう。常に同じエリアにいる人への嫉妬は、朝から晩までその人のことが頭を離れないほどに心身を蝕んでくるから、絶対避けたい。人に嫉妬しないさせない、ほのぼのした人間関係が始まっている時代に、わざわざバブルの忘れ物みたいな嫉妬を日常の中に持ち込まないこと。これも美容の1つである。嫉妬してもされてもストレスが溜まり、居直りコルチゾールが心身に悪い影響をもたらすのを避けられないし、免疫力も低下、良いことは1つもないわけで、どうにも嫉妬深い人は知性と理性で何とか本能を乗り越えてほしいのだ。

 素材からオーガニック中心、見た目にも感触でも人の心を癒すようなホッとできるメイクアップ、to/oneから、たとえ色が強くても優しい表情に仕上げてくれるリップカラー、ペタル エッセンス カラー バターが誕生。目元はランコム イプノ パレットのブラウン系、同系色を重ねていくうちに生まれる優しいニュアンスがいつの間にか心を整えて、穏やかな女を作ってくれる。美しくても、女性に敵対心を持たせない美しさ。ナーズのクッションファンデの仕上がりもそう。いつ会っても明るく生き生きしていて、好感度100%の肌がずっと続く。危険な匂いは放たない。そこはゆとり世代に見習わなければ。
齋藤薫 Kaoru Saito
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を
加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。『キレイはむしろ増えて
いく。大人の女よ! もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)など著書多数
【Marisol 2019年12月号】撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代

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