上品?
味が薄い?
色と印象も薄い?
食べてると口の中に泡が溜まる?←これ、共感する人いません?
だから、あえてソウルまで来てタラ鍋を食べたいとは思いませんでした。
■タラを見る目が360度+180度=540度変わる、濃厚にも程があるタラ鍋「ウォンテグタン」
「テグタン」は漢字で書くと「大口湯」。大口(テグ)が韓国語でタラ、湯(タン)がスープを意味します。
これが旨いんだ。
真のメインは、残ったスープで作る〆の焼き飯なのです。
というか、〆の焼き飯を美味しく作るがためのタラ鍋の存在なのです。
だから、この店でタラ鍋を注文したのに
「鍋食べ過ぎてご飯パス。」
は、ありえないのです!!!!!
北京ダックコースを注文して、北京ダックを食べずに帰るくらいの愚行なのです!!!
タラの身と骨と内臓の出汁が凝縮エキスとなって、ご飯の一粒一粒に絡み。
エラと大根の塩辛が発酵の旨みとパリパリの食感を加え。
さらにみじん切りのセリと海苔が植物系の爽やかさを添え。
そのすべてがゴマ油で香ばしく炒められて、パリパリのお焦げとなり。
このお焦げのカスでビール1杯飲めます、いや、もうホントに!
タラの概念が根底からひっくり返る衝撃の味を、ぜひ体感してください!
三角地ウォンテグタン (삼각지 원대구탕)
電話:02-797-4488
食べたもの:テグタン(대구탕)10,000ウォン、 ネジャンタン(내장탕)10,000ウォン、焼き飯(볶음밥)1人前2,000ウォン
注意事項:
その一、赤い汁が飛び跳ねるので、紙エプロン必須。厨房のあたりにまとめて引っ掛けてあるのを自分で取ってきて使います。
その二、
ご飯の量が多いので、あまり大食いでないなら2人で一人前でもいいかも。写真は一人前です。でも多く頼んでも美味しいから食べられちゃうと思います。