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目立ちたい人、目立ちたくないのに 目立ってしまう人の美容

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、“自己顕示欲”について
目立ちたい人、目立ちたくないのに 目立ってしまう人の美容_2_1
<左>水分とオイルを共存させた新感覚ローション。エイジングによるバリア機能低下を補ってくれる。プロディジー リバーシス ローション 200㎖¥14,000/ヘレナ ルビンスタイン
<中>ハリ、しなやかさ、輝きの3 点を整える、SK-Ⅱシリーズの最高峰となる化粧水。SK-Ⅱ マスターピース エッセンス 150㎖¥45,000(編集部調べ)/SK-Ⅱ
<右>より浸透力を高めた、とろりとした乳液のような質感のローション。タカミローション Ⅰ 120㎖¥3,889/タカミ

撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代(SIGNO)

スキンケアは〝目立ちたくなくても、目を惹いてしまう引力ある肌〟をテーマに

 そういう視点で、改めてオシャレや美容を見直してみると、意外に面白い事実が浮き彫りになる。まず、オシャレは結果的に100%目立つためにするもの。ただ重要なのは、服だけが目立っても仕方がない。服よりその人の存在が目立つ服、これを選べる感性が試されるということ。実はメイクも同じ。メイクの色より、ラインより、まつ毛より、「あの人は誰?」という注目を集めるべきなのだ。
 そして、スキンケアはと言えば、目立とうと思っていないのに目立ってしまう、そういう肌を作るのがテーマ。それ、わかるだろうか。内側から光を放つような肌は、遠目にもしっかり目を惹くもの。それこそ〝目立ちたくなくても、目を惹いてしまう引力ある肌〟を作るべきなのだ。じゃあそれはどうやって作るの? と言うならば、とても重要な鍵になるのは、じつは〝毎日の化粧水〟。日々水分を肌にどのぐらいにため込んでいるか、それで光の量と肌の透明度が変わってくる。透明感がなければ光が生まれず、光がなければ透明感も成立しない。そこで重要になるのが高機能な化粧水なのだ。潤いだけで肌の仕組みそのものを整えてしまう。そういうものを毎日毎日使い続けることが、目立ちたくなくても目立ってしまうキモなのだ。
 ヘレナ ルビンスタイン プロディジーの新しい化粧水は、光にかざすとキラキラした粒子が見える。これは油分を水分で包んで届ける新しい処方。見事な発光肌になる。また、タカミが、角質に働きかけて肌の仕組みを正確に整えるスキンピールと、必ずコンビで使ってほしいとデビューさせたのが純白のローション。この白い液体の正体は、油分ではなくまったく新しいナノ処方。優れた表皮を優れた潤いで満たす絶対の決め手なのだ。そして、SK-Ⅱのマスターピースはおそらく史上最高額の4万5000円という価格も法外と思わせない、まさに内側から輝く肌を作る究極の潤いを開発。たくさんの人の中でも一人、肌が際立ってしまうほどの光と透明感を作るならばこれ。ファンデーションなしでも際立つ肌……憧れである。
(Marisol 2017年2月号)
齋藤薫 Kaoru Saito
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)をはじめ、著者多数

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