これをやれば必ずアガる」というマニュアルを体得して、今すぐ"サガり"と戦うべし!
ふと気づくと顔が重力に負けて、もっさり。元のすっきり顔に戻すのはもう無理なの? なんてピンチに"アゲる"マイスター、ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさん参上。ケアからメイクまで簡単にできる技で、あなたの顔も心もレスキューします!
☆教えてくれたのは・・・
ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロ
☆アラフォーのアガらない現実③
<まわりの人に比べて、メイクが古くさいしあかぬけない。比べてがっかりしてしまいます>
★answer
コスメの進化を上手に利用。メイクテクもアップデートして、顔の鮮度を上げる
コスメはすごいスピードで進化しています。だから1 年と言わず、1 シーズンで思いきって買い替えるのはいい方法。新しいものを使うだけでも、メイクはかなりアップデートできますよ。それから昔覚えたメイクテクを引きずっていると、一気におばさん化するから注意。アイテム以外に技もアップデートして。
▼Lesson1、2はこちら
-
アラフォーからは、“いつでも上向き”がお約束。まずは朝晩のスキンケアで、肌の底力を“アゲ”る
Lesson 1 スキンケアで、肌の「底力」を〝アゲる〞
-
「いかに顔に触れずにアゲるか」がカギ。メイク前マッサージでめぐり力を“アゲる”!
Lesson 2 メイク前マッサージで、めぐり力を〝アゲる〞
■Lesson 3 ベースメイクで、フェイスライン印象を"アゲる”
顔の中の光が当たって明るくなる箇所と、影になる箇所を強調するだけで、アガった感じに。質感によるコントラストもつけて、さらに引き締め。
【ココがキモ!】
★上半顔にはハイライト、下半顔にはローライト
★顔の中心部はツヤ、輪郭はマットに仕上げる
★ファンデやハイライトは指づけで正確に
☆メイクのポイント!
”上がり顔”の最大のコツは、ハイライトとローライトの使い分け!
明るい部分=目の下と眉間はハイライト、影になる部分=フェイスラインはローライトと塗り分け、メリハリを出すとリフト効果が。
1.下地は温めてフィット感アップ
大粒パール大の下地を手の ひらで温める。顔の内→外に向けて薄くのばす。
保湿してうるんだ肌に。ピュア キャンバス プライマー ハイドレーティング 50㎖¥4,200/ローラ メルシエ ジャパン
2.クマ、くすみカバーのコンシーラーをオン
肌色のにごりをなくすにはオレンジのコンシーラーを活用。ブラシに少量を取って、目の下のクマゾーン、小鼻のくすみ部分にのせる。
クマ消しのオレンジ色が要。ルナソル シームレスコンシーリングコンパクト¥4,000/カネボウ化粧品
3.ファンデーションは指づけ&パフの2段階
クッションファンデーションは指でつけたほうが量が調整しやすい。シミが目立つ頰に最初にのばしてから周囲に広げて。その後パフで優しく押さえ、定着力を高める。
カバーしつつ自然なツヤ。シンクロスキングロー クッションコンパクト SPF23・PA++ ¥5,700(編集部調べ)/SHISEIDO
4.細かい部分はお粉でテカリ抑え
くずれやすい目のキワや小鼻、テカっているとだらしなく見える唇のまわり、アイブロウをのせる眉に、ブラシを使ってパウダーを軽くのせて。
きめ細かいパウダー。流行に左右されないほのツヤ仕上がりに。プードゥル ユニヴェルセル リーブル N20¥6,300/シャネル
5.理想の”美輪郭”をローライトでかなえる
肌色より少し濃い色のローライトカラーをエラの角〜あご〜もう一方のエラの角までぐるっと塗る。スポンジであご下方向にぼかす。
スティック型だから、すべらせれば即、肌色がダークに。チークスティック アルガンツリー¥2,800/アディクション
6.フェイスラインは粉でツヤ消し
ローライト部分に粉をのせる。顔中央はファンデのツヤを残す=明るく、輪郭はマット=明るさオフと、質感でコントラストをつけて。
7.部分ハイライトで”アゲ”のダメ押し
ハイライトを指に取り、トントンとのせる。入れる範囲は目の下の目頭から目じりまで1.5㎝幅で。鼻すじのへこんでいる箇所にも入れる。
部分づけも楽々。自然に骨格をきわだたせるパール感。ドローイングクレヨン 02¥3,500/カネボウインターナショナルDiv.