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勇敢さか、太々しさか。女の強さは、必ずどちらかに形を変えていく!【齋藤 薫エッセイ】

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、「女の強さ」について。

“気の弱い女”は、いない

勇敢さか、太々しさか。女の強さは、必ずどちらかに形を変えていく!【齋藤 薫エッセイ】_1_1
 強い女……あなたは、誰を思い浮かべるのだろう。それこそクレオパトラからエカテリーナ2世まで、歴史のヒロインかもしれないし、リアルにアナ・ウインターとか、蓮舫議員とか、はたまた環境運動家の少女グレタ・トゥンベリを思い浮かべるのかもしれない。いやそれ以上に自分の母親や友人だったり、また上司や先輩後輩だったり、極めて身近な女性の顔を思い出すのかもしれない。

 負けん気の強さ、押し出しの強さ、物言いの強さ、女の強さもいろいろだが、逆に言えば心が脆かったり、引っ込み思案だったりする女はいても、気の弱い女はいない。「気が小ちゃな男」という言い方はしても、「気が小ちゃな女」という言い方はしないように、女は本来みな気が強い。腕力がない代わりに気の強さを与えられたのが、女という生き物なのだ。

 ゆえに女は年齢を重ねるにつれ、その強さが形になって現れ出る。若さや気取りで包んでいたものが剝がれ、良くも悪くも場慣れして、怖いものがなくなるから。しかし、そこが女の分かれ道。怖いものなしになった時、勇敢な女になるか、太々しい女になるか、はっきり2つに分かれていくのである。

 思い切りよく分類するならば、勇敢さとは、危険や困難を恐れずに物事を実行する強い心や、信念を貫き通せる忍耐力、人を守ろうとする優しさまで、人間としての「徳」を積むことに他ならないが、太々しさは、開き直るから図々しくなり、怖いものがないから自分自身が怖い存在になっていく。つまり他者に対してのスタンスは、真逆。包容力で人を守るか、威圧感で人を支配するか、どちらも大人になるということだが、後者の方に向かっていくのは何が何でも避けたいわけだ。

 ふと、岐路に立つメーガン元妃を思い出した。とてつもなく強い女性である。まさに何事も何者も恐れない人。ある意味勇敢でもあるが、太々しくもあるこの人は一体どちらなのかと。今38歳。まさしく1つの岐路にあると思うからだ。

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