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勇敢さか、太々しさか。女の強さは、必ずどちらかに形を変えていく!【齋藤 薫エッセイ】

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、「女の強さ」について。

女性としての強さを、どこにどう使うのか

齋藤薫の大人キレイの処方箋
(右)リッチなテクスチャーを堪能。ラ・クレーム(医薬部外品)30g¥60,000/クレ・ド・ポー ボーテ (中)上品なカラーリングをマットとサティネ、ふたつの質感で楽しんで。(上から時計回りに)ルージュ エルメス ルージュア レーヴル マット 64・同 サティネ 85・33 各¥7,200・(左上)リップケース¥241,000・(左下)バームでケアも忘れずに。ルージュ エルメス ボーム ドゥ ソワン プール レ レーヴル¥7,200/エルメスジャポン  
 カナダに移住、かと思いきや、すでにカリフォルニア州にいるとも言われ、女優復帰するかどうかは別として、いわゆるハリウッドセレブの如く生きていくことにはなるのだろう。何があろうと夫と子供には英国王室の血が流れている、そう本人も語ったように、やはり特別な存在として生きていく気概満々なのである。

 貴族のいないアメリカは、ロイヤルファミリーが大好き。だから今後も間違いなくちやほやされる。その時にこの人が一体どちらの方向に行くのかを、世界中が注視しているはずだ。それこそダイアナ元妃のように“元妃”になっても自らの影響力を踏まえ、様々に社会的な活動を続けていくのか、1クラス上のセレブとして振る舞い、他を圧倒していくのか。

 しかしこれは、すべての大人に問われる問題。女性としての強さを、大人になってどこにどう使うのか、まさにマリソル世代は、それを問われている。強いから優しくもなれるし、強いからこそ耐え忍ぶこともできる、それが大人の強さだということを、改めて意識しつつ、自らに問いかけるべきなのだ。メーガン元妃が踏み出した人生を1つの教訓として。

 同時に問いたいのが、本当の意味での大人の美しさ。例えば、丁寧に丁寧に精魂込めて作られた美しい口紅がきちんと映えること。今、圧倒的な注目を集めるエルメスのルージュを、専用のリップケースに入れて持ち歩き化粧直しする、その姿も含めて美しいことが、大人の美しさなのではないかと思うから。一方、血管そのものが強いことが若さ美しさの絶対的な決めてであるのを発見したのがクレ・ド・ポー ボーテのラ・クレーム。全身の血管の99%を占める毛細血管がゴースト毛細血管になり、最大の老化原因になるのを防ぐ働きのあるクリームは、本当の意味の大人の美しさを作る鍵となる。
齋藤薫 Kaoru Saito
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を
加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。『キレイはむしろ増えて
いく。大人の女よ! もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)など著書多数
【Marisol 2020年6・7月号】撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代(STASH)

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