ライフスタイルががらりと変わり、試行錯誤な毎日。女性としてのマインド、日々のモチベーションに気づきを与えてくれるのは、やはり「美容の力」ではないか?マリソルの美のオ-ソリティたちが、今を生きる女性たちへ キレイと心に効く、緊急メッセージを寄せてくれた。
美容エディター 松本千登世
誰かに会う。どこかに行く。そのためじゃない美容にこそ
「考えたことがあるんです。無人島にいたら、スキンケアしないのか? メイクしないのか? って。私ね、たぶんすると思うの」。取材でお目にかかった作家・川上未映子さんの言葉に、はっとさせられました。それは、漠然とした不安や恐怖を覚えながらも、まだ、ここまで深刻な事態に陥るとは想像していなかった2月半ばのこと。美容とはまったく関係のないテーマのインタビューでいただいた答えでした。うんうん、わかるわかる。私もきっと、そう。深く納得すると同時に、心の中でずっとずっと自分に問いかけていました。それはいったい、なぜなのか、どういう意味をもつのか、と。
誰にも会わない、どこにも行かない「ステイホーム」。服もジュエリーも、靴もバッグも、ファンデーションも口紅もぱたりと出番がなくなりました。「装わなくてもいい」は、確かに楽。でも、でも……! 楽しくはなかった。同じ字でありながら、まったく異なる意味をもつことに、改めて気づかされたのです。私は、服を着たい。私は、口紅を塗りたい。私は、毎日を、人生を楽しみたい。なぜ、美容するのか、いや、したいのか? すべてをそぎ落としてみると、誰かに会うためじゃなく、どこかに行くためじゃなく、きれいになりたいとか、若く見られたいとか、そういう表面的な理由や目的でもなく。つまりは、社会性として必要なのじゃない。あえて言葉にするなら、自分が自分として、堂々と生きるために。自分なりの高揚感と安心感と、その両方を内在させるために。「私」という存在の「輪郭」を明瞭にするためにある。そう、確信したのです。
ここで言う「美容の力」とは、背中を押したり、手を引いたりといった「他力」ではないと断言したいのです。こうありたいという「意」とこうなりたいという「志」と。意志をもって選び、まとうことで備わる、たくましさやしなやかさといった「自力」。そうとらえ直すと、冒頭の言葉に深くうなずいた理由が、クリアに見えてくる気がしました。
アンプリチュード コンスピキュアス マットリップス 07。絶妙なブラウン、エアリーなマット、いろいろな表情を見せる創造性と自由度の高さ。唇にまとうと、新しい服が着たくなり、大切なピアスをつけたくなります。時間や年齢や、正体のわからないものに追われて、知らぬ間に後ろ向きに回っていた「何か」を、前向きに回せるようになる……。私はこの一本とともに、明日を紡ぎたい。これこそが、私にとっての美容の力にほかなりません
私に力をくれたコスメ
【アンプリチュード コンスピキュアス マットリップス 07】
全方位から大人の女性のまつ毛を美しく見せる目もと印象を変える一本
「塗り心地はバームのようにノンストレスなのに、仕上がりは手間と時間をかけて創ったかのように存在感あり。指でラフに塗って、メガネ&ダメージデニムに。ブラシできちんと塗って、パール&ブラックドレスに。まとうほどに、自分自身も知らない顔を見せてくれる口紅は、"かっこいい大人"に近づけてくれるよう」
2020年の春のコレクションで登場した全7色の口紅。唇への重さがなくヌーディなつけ心地、内から染め上げたような発色。特に07のブラウンは、トレンド感がありつつも、大人の肌へのなじみがいいと評判。¥4,300
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