ライフスタイルががらりと変わり、試行錯誤な毎日。女性としてのマインド、日々のモチベーションに気づきを与えてくれるのは、やはり「美容の力」ではないか?マリソルの美のオ-ソリティたちが、今を生きる女性たちへ キレイと心に効く、緊急メッセージを寄せてくれた。
ヘア&メイクアップアーティスト 山本浩未
メイクはコミュニケーションツールのひとつです
緊急事態宣言の時、外出しない、人に会わないが日常になりました。 〝出かける時はマスクしなきゃ〟なら、メイクしなくてもいいね、楽チンだわ、と思ったかたは多いのでは? 私がそうで初めは楽チン……なんて思ってたけれど、外出できないストレスと、先行きへの不安と、明るい4月の光の中で見た自分の顔のイケてなさに、ある日猛烈に落ち込んだのでした。 それで朝、ちゃんとメイクすることにしたんです。対 〝人〟 というよりも自分のために、自分が心地よく一日を過ごすためにです。
私のメイクは「松竹梅」の3段階。“松”は人前に出るとか、写真に撮られるとかちゃんとした日のメイク、“竹”が仕事などで人に対すること前提の日のメイク、“梅”は休日などオフモードの日のメイクです。また、白・黒・赤の3色で大人の悩みのあれこれを立て直すというのがメイクの基本。“白”は明るい肌色、“黒”は目まわりのまつ毛や眉毛の色、“赤”は頰や唇の血ったはずのこの色です。大人になると、若い時にはあったはずのこの3色がくすんだベージュになってしまうんです。ゆえに「疲れてる?機嫌悪いの?」なんて見られたり、思われてしまうのです。
先日、テレビでマリソル世代のとある人気漫画家さんが「ある程度の年になると不機嫌ぽい顔はシャレにならない。なるべく機嫌よさそうに振る舞うのが礼儀だと思う」と語り、朝と晩、スキンケアの最後、鏡に向かって2分間笑顔を作ってる、というのを見ました。ほとんど外に出ないだろうお仕事なのにその意識! さすが人間観察がすごい!!周囲への思いやりはもちろんですが、自分の顔で安心するというか、暗示をかけるというか。つまり見かけの“きれい”はコミュニケーションとしてかなり大事なものなのです。
実は私、当分続くであろうマスク生活に合わせヘアカットしてもらったら、前髪から眉が半分くらい出ちゃってました。今まではトレードマークでもある前髪で見えなかったので眉メイク不要だったのだけれど、それじゃあなんか締まらない。理由は、マスクで顔の下半分が隠れ、目もとがすごくフォーカスされてしまうから。眉は時代を表す顔立ちの額縁。しかも顔の中で唯一カタチを変えることができ、今は色も質感も自由でOK!
シュウ ウエムラのクシブロー、さすがの色と質感と機能性で、軽やかな立体的な眉メイクに仕上げてくれる。毎日ちょっと違う自分に出会うようなワクワクがメイクにはある。自分のあたりまえ、定番、ルーティンを見直してちょっとずつ変えていけば、きれいを“力”にすることができるのだ!だから美容はおもしろいです。
私に力をくれたコスメ
【シュウ ウエムラ クシ ブロー】
立体的で存在感のある眉毛を演出できるありそうでなかった眉マスカラ
「なぎなた型に角度のついた、華奢なブラシがとても使いやすい! 根元からグイッと立ち上げて、眉毛に立体感を出し、毛並みをよく見せ、若々しい顔に見せてくれます。今までの眉毛マスカラにはない透明感のある発色もすばらしく、軽やかな色とニュアンスを出せる使用感が大好きなんです」
日本古来の"櫛"からインスピレーションを受けたブラシが特徴。細い毛も太い毛も見事にキャッチし、ムラなくカラーリング。マット、パールなど色と質感の幅のあるバリエ。全 8 色¥3,400
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