「母の“口出し”が、最近より激しくなって疲れます」【40代のエロスとヘルス 神崎恵×小田切ヒロ 大人のカウンセリング室】

母親との関係に悩む女性に対して、母・娘、両方の立場を経験した神崎さんの答えとは?

神崎恵さんと小田切ヒロさんのおふたりが、毎号交代で読者のお悩みに答える「大人のカウンセリング室」。鋭くパワフルに、そして愛をもって、あなたの抱える問題、解決しちゃいます!

お悩み:「いまだに『口出し』が激しい母。どう付き合えばいい?」

 2 年前に父を亡くし、気落ちしていた母が心配だったのもあり、以来、実家で母と二人暮らしをしています(それまでは、大学時代から一人暮らしでした)。
独身で、仕事も忙しいので、身のまわりの世話をしてくれる母との暮らしは、それなりに気楽でいいところもあるのですが、昔からなにかと私のすることを否定しがちだった母の"口出し"が、最近より激しくなっているのに、ちょっと疲れぎみ……。
朝、会社に出かける前に「そんな派手な服を着て!」とか、「40歳超えているのに、そんなメイクしてたら、笑われるわよ」とか言われるのは日常茶飯事。少し酔って帰れば、「いい歳してだらしない」と叱られ、あげく、1年前から付き合っている彼について、「40歳過ぎた女と付き合って、責任を取ろうとしない男はロクでもないから別れたほうがいい」などと言いたい放題です。
母なりに私のことを心配して言っているのであろうことはわかるものの、私も母が言うようにもう「40歳過ぎた大人」。いいかげん、自分の娘、だけではなく、ひとりの大人の女性として扱ってほしい! 
でも、そのことで何度ケンカをしても直りません。モヤモヤすることが多く、一人暮らしに戻りたい気持ちが募りますが、やはり年老いた母をひとりぼっちにすることには罪悪感がぬぐえず。いったいどうすればいいのでしょうか。
回答者はこの人! 神崎 恵さん

回答者はこの人! 神崎 恵さん

美容家。アトリエ「mnuit」主宰。大人ならではの美しさはアラフォーの憧れ。『この世でいちばん美しいのはだれ?』など著書も多数。毎年好評の『SCHEDULE BOOK 2020』も発売中

■神崎恵さんの回答:「母もひとりの女性」ととらえ、いい関係を探る

 これは私にも覚えがありますね。シングルマザーになって、実家で母と同居した時、仕事が忙しくなると、「子供を置いて、そんなに仕事して」と言われたり、子育ての方針でよくぶつかっていました。友人同士だったら言葉を選ぶけれど、親子だからズバズバ言っちゃうんですよね。でも、お母さんは変わることはないと思ったほうがいい。母親にとって、いつまでたっても娘は娘なんです。私も、20歳の長男に対して、子供のころと口を出す内容は違っても、口を出す回数は変わらない。もう、止められないんですよ(笑)。
 また、このかたは「一緒に住んであげている」と思っているけど、お母さんのほうも、「家事をやってあげている」と思っている可能性が。お互いのそういう意識がイライラの原因になっているとも考えられます。本当にイヤだと思うのだったら、思いきって一人暮らしに戻るか、もしくは同じマンションの違う部屋に住むか、家を二世帯住宅に改築するか。心の距離を実際の距離に置き換えるしかない。罪悪感を感じると言いますが、罪悪感をぬぐうというよりは帳尻を合わせると考えて。自分の人生は一度きりなのですから。
 とはいえ、このかたの場合、関係はそこまで悪くないような気もします。ならば、例えば新しい趣味をもつ、地域の活動に参加する、ペットを飼うというように、お母さんの世界を広げて、親子関係に気持ちが集中しないよう誘導してはどうでしょう。また「酔っ払って」と叱られたなら、一緒にお酒を飲みにいくとか、「メイクが変」と言われたら、ふたりでコスメカウンターに行くとか、彼氏のことも相談するとか、こちらの世界に巻き込んでいく手もあります。実は、自粛時の“会いたいのに会えない生活”を経て、私の夢はもう一度母と暮らすことなんです。年齢的にもあと数えるほどの年数しか一緒にいられないことに気づいて。うるさいのはわかっているけれど、言い合ったり、日々話をしたり、おいしいものを食べたりしたい。
 私自身、昔、ぶつかっていたころの母の年齢を超えました。しかし今、自分が母として完璧かというと違います。当時は、母について「母親は完璧であたりまえ」と思っていました。が、ひとりの女性として考えると、大変だったんだろうな、更年期でイライラしてたりもしたんだろうな、と。“お母さん”と思わず、ひとりの女性として考えると、見る目が違ってくるということもあります。このかたのお母さんも、今、年齢のこともあって、不安があり、体も心もつらい時期なのかもしれません。
 母として、つい口うるさくなってしまう私ですが、世界で一番子供の幸せを願っているのも私。大多数の母親は子供が思っている以上に、わが子のことを考えているものなんです。それを大前提として、このかたも、親子のいい距離の取り方を考えてみるといいかもしれませんね。

■美の処方箋:お母さんと一緒に美顔器でケア。 共通の話題を広げる

〜 MTGの美顔器 〜

「例えば共用できる美顔器を『コレ、気持ちいいよ』とすすめて、会話のきっかけに。お母さんを自分の世界に引き込んで」。ラジオ波、超音波、浸透をかけ合わせることで、トラブルを解消。めぐりがよく密度の高い肌に。
【用法】
週2~3回
夜のスキンケア時
 ReFa BEAUTECH RAISE/MTG
ReFa BEAUTECH RAISE¥38,000(8/26発売)/MTG
【Mariol9月号2020年掲載】撮影/八木 淳(SIGNO/人物) 取材・文/入江信子 構成/原 千乃

What's New

Read More

Feature

Ranking