生活環境が変わるストレスは、体の内外にダメージを与える
言うまでもなく、慣れない環境で余計な気を使うとか、緊張が続くとか、理由はたくさんあるけれど、じゃあ同じように緊張が続いても、太らない人もいるのはなぜなのか? 痩せていく人もいるのはなぜなのか? 一方で今、多くの人が口にするコロナ太りはどうだろう。コロナは全員一律に大きな環境変化をもたらしたわけだが、コロナによって痩せた人ってまずいないはず。もちろん単純にずっと家にいて運動不足、食事を楽しむしかなかったりするのだから当然のこと。それにしてもなぜ痩せる人はいないのか?
ズバリこれは心の動き方の差。ご存知のようにストレスを受けると、ストレスホルモン、コルチゾールに対抗するためいわゆる“幸せホルモン”セロトニンが減って、食欲にブレーキがかからなくなってしまう。つまり、ストレスに“幸せホルモン”が負けるのだ。逆に言えば、仮に環境が変わっても、心が前向きに興奮するようなことがあれば、勝手に食欲が抑えられてむしろ痩せられるということ。例えばだけれど、転職して新しい仕事場に身を置いたら、そこに出会いがあって恋に落ちた、みたいなパターンなら、むしろ見事に痩せる。環境の変化によって、不安や緊張がありながらも感動が大きくなった時、女性は目立って美しくなるのだ。逆に、生活変化は心身の良い切り替えとなって、神経物質セロトニンのスイッチが入ることもあるのだろう。つまり、環境変化は心の向きを劇的に変え、人生を塗り替えるチャンスでもあるのだ。