ランディング(閉経)後の私はどうなる?【キレイになる活】

2017年4月3日
更年期を迎え、いつかは訪れる、閉経。体の健康を保っていた女性ホルモンが分泌されなくなったその時、いったい何が起こるのか
今、予習して、未来に備えて今からできる対策を!

☆お話をうかがったのは…

・成城松村クリニック院長・松村圭子先生
月経トラブルや更年期障害など女性のさまざまな不調や疾患の治療・検診を行う、婦人科専門医。http://www.seijo-keikoclub.com
・自然療法テラピスト 長谷川和美先生
米国で自然療法を習得したホリスティックトリートメントサロン「HARMONITY」ディレクター。解剖生理学の知識も。www.harmonity.biz


■女性ホルモンの激減はさまざまな疾患の原因に

ここでまず、知っておきたいのは、「閉経」の定義。

「一般的には、生理が来ない状態が1年続いたら閉経と考えます。その後、1~2年たってから、生理が来たというケースもまれにありますが、それは休眠したはずの卵巣が何かの拍子にたまたま働いただけ」(松村先生)

 さて、こうして閉経し、女性ホルモンの恩恵を受けられなくなった体には、生理が乱れてきた時から着々と進行していた症状が、徐々に現われ始める。
「まず顕著なのは骨。閉経前にエストロゲンの分泌量が減少すると、骨からのカルシウムの流出を防ぐ働きが低下してしまい骨の中がスカスカに。骨を強くする代謝機能も加齢で低下するので修復もむずかしい。そのため、閉経後は骨粗鬆症になりやすいんです」(長谷川さん)

「心血管系の疾患の可能性も一気に上がってきます」とは松村先生。これも、血管の弾力性を保つ作用のあるエストロゲンが減少したことで、血管が弱く、もろくなるから。さらには「血流が悪くなり、血管内が汚れてつまりがちになって動脈硬化などの原因にも」(長谷川さん)

 女性ホルモンの恩恵終了は、女性ならではの部位にも影響。
「肌だけでなく、膣もエストロゲンによってうるおいが保たれるので、閉経すると乾燥し、性交痛や膣炎の原因に。またエストロゲンの減少は脂肪の蓄積を促すので、太りやすくなる傾向も」(松村先生)

 と、ここまで聞くと閉経後の人生ってなかなかつらい? と暗い気持ちになりそうだけど……。
「閉経すれば毎月の生理や生理痛の煩わしさから解放されるし、妊娠の心配なくもっと自由にセックスも楽しめるかもしれない。それに、更年期のホルモンの急降下で感じる心身の不調だって、“ランディング”してしまえば一段落。閉経するのも悪いことばかりではありません。閉経後の体が陥りやすいリスクだけきちんと把握したうえで、もっと自分の体と“仲よく”できる機会がやってきた、と前向きにとらえれば、閉経後の人生は楽しいものになりますよ」(松村先生)

■閉経後、女性の身体におとずれる変化 4

①血管が弱くなる

エストロゲンの減少によって、血管の内側を形成している、血管内皮の働きが低下。血管の弾力性が弱くもろくなることで、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化といった疾患のリスクが。

[今からできること]

→血管を強化し、血流もよくするためにEPAやビタミンC、Eなどの栄養素が豊富に含まれている食事を。血液はもちろん骨や内臓などを作る、赤身の肉などのタンパク質も積極的に。

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