②太りやすくなる
内臓脂肪がたまるのを防ぎ、悪玉コレステロールの値を下げたり、血糖値の正常化に働くエストロゲンが減少してしまうのが原因。
［今からできること］
→極端な糖質オフなどの食事制限や偏食はＮＧ。肉、魚、野菜などバランスよく摂取を。過度なダイエットもホルモンを乱し、閉経前から内臓脂肪をため込む原因となるので注意。
③骨が弱くなる
骨は、中にある破骨細胞と骨芽細胞が、破壊と形成を繰り返すことで強くなる。エストロゲンが少なくなり、代謝バランスがくずれると、骨の形成が破壊に追いつかなくなる骨粗鬆症になりやすく骨折しやすくなる。
［今からできること］
→骨の中から流出してしまったカルシウムの補充に加え、ビタミンＥとＣとＤの摂取はマスト。ビタミンＤはカルシウムの吸収を助けるので、一緒に摂取すると、吸収力もＵＰ。
④大切な部分まで乾く…
うるおいを保つエストロゲンの低下で、膣にも乾きやかゆみが出やすくなるうえ、抵抗力が落ちてくることで膣炎を起こしやすくなる。細菌の繁殖を防ぐ働きも低下するため、ニオイの問題も。
［今からできること］
→減少していくエストロゲンの働きを補うこと。豆腐、納豆、味噌など大豆イソフラボンを豊富に含む食事に加え、エストロゲン様作用をもつ「エクオール」含有のサプリも有効。
取材・文／橋本日登美 イラストレーション／中根ゆたか
