9月の連休に一人旅した香川県直島。
先日の「ベネッセハウス」宿泊レポートに続き、アートの島ならではの美術館巡りをレポート!
地中美術館
「自然と人間を考える場所」として、2004年に設立されました。瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設され、建築家安藤忠雄氏により設計されています。
15年前に訪れた時は、今のようにアートの島としてはあまり有名ではなかったせいか、美術館を訪れる来館者もまばらでしたが、今回は平日でしたが大盛況。
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上から見ると建物が地下に埋まっています。公式HPよりお写真お借りしています。
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安藤忠雄氏らしい建築。この直線。見ているだけで惚れ惚れします。
中でもクロード・モネの「睡蓮」を自然光で鑑賞でき、季節や1日の中でも鑑賞する時間によって様々な光の変化を楽しみながら鑑賞することができます。
どれも素晴らしい作品ばかりですがこのモネは本当に感動!
もちろん写真はNGなので是非、現地で鑑賞してほしい作品の一つです。
李禹煥美術館
現在ヨーロッパを中心に活動している国際的評価の高いアーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーションによる美術館です。
海と山に囲まれた谷間に、ひっそりと位置するこの美術館は、自然と建物と作品とが呼応しながら、モノにあふれる社会の中で、我々の原点を見つめ、静かに思索する時間を与えてくれます。
小さな美術館ですが、自然を楽しみながらゆっくりと作品に向き合える贅沢な時間が味わえます。
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瀬戸内海を望む場所に野外展示「無限門」
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自然と調和した要塞のような建物
ベネッセハウスミュージアム
宿泊者は23時まで鑑賞可能です。
私もレストランでのディナーの後にのんびり鑑賞しました。
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作品は展示スペースにとどまらず、館内のいたるところに設置
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写真家杉本博司さんの作品
ベネッセハウスミュージアムの作品を、制作時のエピソードを交えながらホテルスタッフの方が説明。
作品の制作意図やアーティストがどんな人物なのか?など様々なエピソードを紹介しています。
とてもおすすめなのでお時間が合えば是非こ参加を!
ANDO MUSEUM
安藤忠雄の活動や直島の歴史を伝える写真など展示されています。
直島のこれまでの歩みを知ることができます。
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古い古民家も安藤忠雄の手にかかれば・・・
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小さな建物ですが、直島の歴史がギュッと詰め込まれています。
家プロジェクト
点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものをアーティストが作品化。
現在も生活が営まれている本村を散策しながら鑑賞することができます。
のどかな村をぶらりと散歩しながらの散策はとっても楽しかったです!
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最初に建てられた角屋
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ジェームスタレルの作品が見られる南寺。かつてこの場所にお寺が実在
直島銭湯「I♡湯」
これは実際に入浴できる銭湯なんです。
アーティスト・大竹伸朗が手がける実際に入浴できる美術施設。
時間の関係で入浴はできませんでしたが、外観・内装はもちろん、浴槽、風呂絵、モザイク画、トイレの陶器にいたるまで大竹伸朗の世界が反映されています。
こんなユニークな銭湯があったら楽しいですよね♪
野外展示
散歩やサイクリングしならなのんびり鑑賞するのがおすすめですよ。
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藤本壮介「直島パヴィリオン」 27の島々で構成される直島町の「28番目の島」というコンセプトで、三角形のステンレス製メッシュ約250枚で構成される。
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草間彌生「赤かぼちゃ」 フェリーの港に設置され直島に到着すると真っ先に出迎えてくれます。
直島周辺には豊島・犬島・小豆島など多数の島があり多数のアート作品を鑑賞することができます。
直島入りする前に豊島にも立ち寄ってきたのでまたご紹介したいと思います。