ー事前に監督とお話しすることが出来て、シナリオ・ヴィジョンが良いなと感じたことだと思います。
●前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』の感想を教えてください。
ーとても楽しかったです、わくわくしました。4年前に劇場で拝見しました!
●『ソウル・ステーション』、『新感染 ファイナル・エクスプレス』に次ぐ作品ということでどのような思いで挑まれましたか?プレッシャーはありましたか?
ー監督とたくさんの話し合いをして、自信をもって挑むことができました。過去2作とまったく違う映画ですし、ポストアポカリプス背景の映画にぜひ出演したいと思っていたので、良い経験となりました。
●ヨン・サンホ監督とは打ち合わせを重ねましたか?どのようにコミュニケーションをとっていったのでしょうか?監督の印象もお願いします。
ーこの準備時期はロサンゼルスにいたので、リモート会議でたくさんコミュニケーションをとりました。監督は本当に愉快な方で、もともと抱いていた印象よりもっと愉快で面白い方でした。すごく優しい方だと思います。もともとクールな印象だったので、イメージと違いました!器の大きい監督で安心して撮影できました。
ーとにかくシナリオに忠実に演じました。シナリオの初稿をもらった時にはジョンソクのキャラクターは断片的な部分もあったので、その点をどんどん肉付けして立体的な人物にしていこうと考えました。観客の皆さんが、しっかりとジョンソクのあとを追って映画を観ることができるようにジョンソクの心の変化・心境の変化を見せられるように努力して演じました。
●本作でのアクションは、これまでの作品と違いはありましたか?ゾンビと戦うのは初めてだと思うのですが、難しさなど教えてください。
ー今までのアクションと違うところは、やはりゾンビとのアクションという点ですね。ゾンビとの戦いが難しかったです。ゾンビ役の方が怪我してしまわないように、こちらもすごく注意をしながらアクションをしました。ゾンビ役の方はある程度、動きが決められていて防御ができないので、こちらも気を付けながら演じました。
●銃を使ったアクションがとてもリアルでした。訓練されたのでしょうか?
ー実は特に訓練はしませんでした。その時ロサンゼルスに滞在していたので韓国にいるアクションチームの方と、ビデオ通話で何度もミーティングしたのですが、僕自身、もともと銃の訓練をかなり受けていたので、アクションチームからも「とにかく運動して体を作って欲しい」ということだけでした。
ーこの映画が公開されるのは、世界で日本が最後くらいになるのではないかと思います。皆さんぜひ気を付けながら映画館へ行って安全を確保して観てください。韓国では劇場公開した時に二次感染はなかったんです。日本の皆さんも気を付けながら、映画館でお楽しみいただければと思います。また、このパンデミックの状況の中で、ワールドワイドで公開される作品というのはおそらく本作が初めてだと思います。最初は心配もあったのですが、世界各国で公開していただいて評価をいただくことができたので本当に感謝しています。日本でも公開されたらこの映画にたくさん愛情を注いでくれると嬉しいです。
●日本にも仕事で来日されていますが、また新たな一面を本作でファンの皆さんに観ていただくことになると思います。どういう面を重点的に見ていただきたいですか?
ーとにかくこの映画は楽しんで盛り上がってわくわくしながら観て欲しいです。この映画を撮っているときはまさか世界がこんな風になるとは予想もしていなかったのですが、出来上がってみたら今の現実と重なるところがたくさんある映画だと思います。とても感慨深い気持ちで観ていただけると思います。いろいろなことを感じさせてくれる時間になると思いますし、この映画を観ると、きっと癒されると思います。