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中毒性の高い韓国映画がおもしろい!グイグイ引き込まれる話題作のまとめ

一度ハマったら病みつきになる中毒性の高さも魅力の韓国映画。韓国映画というとラブコメのイメージが強いかもしれませんが、痛快アクションコメディや人間ドラマも完成度の高い作品がたくさんあります! ドラマは長すぎるという人にも映画はおすすめ! グイグイ引き込まれてしまう話題の韓国映画を、Marisol ONLINEライブラリーから6本ご紹介します。

ドラマを紹介してくれたのはこの人

桂まり●かつらまり

桂まり●かつらまり

韓流予報士(?)。温泉保養士。「SPUR」や「eclat」などで、トラベル、フード記事など担当するライター。趣味は各国で料理教室に行くこと。「専門外ではありますが、泣いて笑って癒される韓流ドラマのお勧めを不定期で紹介します!」

①世界的なヒットを記録したサバイバルパニックアクションの続編「新感染半島 ファイナル・ステージ」

「新感染半島 ファイナル・ステージ」1
2016年、度肝を抜かれ、ゾンビ映画の未来を感じたヨン・サンホ監督の『新感染 ファイナル・エクスプレス』。その4年後の世界を描いた『新感染半島 ファイナル・ステージ』が2021年1月1日に公開されます! パワーアップしてさらに痛快、そして前作同様深く考えさせられるウェルメイドな作品で、韓国やアジア、欧米では7月に公開され大ヒット。前作同様、カンヌ国際映画祭公式作品に選出され、映画祭の総代表も「『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノに続く韓国を代表する監督による素晴らしい映画」と絶賛しています。

今作の主演は、韓国では誰もが認めるイケメンの代名詞で、神懸かった十頭身の演技派カン・ドンウォンさん。魅力満載なので、さらにファンが増えそうです!

▼カン・ドンウォンさんのインタビュー

「新感染半島 ファイナル・ステージ」2

●『新感染半島 ファイナル・ステージ』に出演を決めた、いちばんの決め手になったポイントを教えてください。


事前に監督とお話しすることが出来て、シナリオ・ヴィジョンが良いなと感じたことだと思います。

●前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』の感想を教えてください。

とても楽しかったです、わくわくしました。4年前に劇場で拝見しました!

●『ソウル・ステーション』、『新感染 ファイナル・エクスプレス』に次ぐ作品ということでどのような思いで挑まれましたか?プレッシャーはありましたか?

監督とたくさんの話し合いをして、自信をもって挑むことができました。過去2作とまったく違う映画ですし、ポストアポカリプス背景の映画にぜひ出演したいと思っていたので、良い経験となりました。

●ヨン・サンホ監督とは打ち合わせを重ねましたか?どのようにコミュニケーションをとっていったのでしょうか?監督の印象もお願いします。

この準備時期はロサンゼルスにいたので、リモート会議でたくさんコミュニケーションをとりました。監督は本当に愉快な方で、もともと抱いていた印象よりもっと愉快で面白い方でした。すごく優しい方だと思います。もともとクールな印象だったので、イメージと違いました!器の大きい監督で安心して撮影できました。

「新感染半島 ファイナル・ステージ」3

●今回演じたジョンソクは、どのようにキャラクターを構築していかれましたか?

とにかくシナリオに忠実に演じました。シナリオの初稿をもらった時にはジョンソクのキャラクターは断片的な部分もあったので、その点をどんどん肉付けして立体的な人物にしていこうと考えました。観客の皆さんが、しっかりとジョンソクのあとを追って映画を観ることができるようにジョンソクの心の変化・心境の変化を見せられるように努力して演じました

●本作でのアクションは、これまでの作品と違いはありましたか?ゾンビと戦うのは初めてだと思うのですが、難しさなど教えてください。

今までのアクションと違うところは、やはりゾンビとのアクションという点ですね。ゾンビとの戦いが難しかったです。ゾンビ役の方が怪我してしまわないように、こちらもすごく注意をしながらアクションをしました。ゾンビ役の方はある程度、動きが決められていて防御ができないので、こちらも気を付けながら演じました。

※この記事は2020年12月15日に公開したものです

②韓国ノワールの新たなる衝撃作「鬼手」

「鬼手」1
『鬼手』はザ・韓国映画の、復讐劇。でもどこか笑えるところもあり、そして痛快! この作品は、チョン・ウソンさん主演『神の一手』のスピンオフで、製作陣が再集結、”静”の囲碁の頭脳戦と、”動”の激しい格闘を融合させた独特な世界を描いています。

孤高の天才棋士配役の妙、キャラクターごとに異なる色味や質感にまでこだわったセットや映像の美しさでグイグイ引き込まれます。クォン・サンウさんはもちろん、円熟した役者たちの息をのむ怪演、ジェットコースターのようなストーリー展開で、韓国ノワール界の衝撃作と話題に。

脇を固めるのはドラマでもお馴染みの「ゴハン行こうよ🖤2」「まぶしくて 私たちの輝く時間」のキム・ヒウォンさん、「熱血司祭」のキム・ソンギュンさん、「ウォッチャー」のホ・ソンテさん、そして人気急上昇中のウ・ドファンさん。もうフルコースをいただいた満足感です。リ・ゴン監督は本作が長編デビュー作と知り驚愕!
「鬼手」2
※この記事は2020年7月17日に公開したものです

③格闘家とベテラン神父が悪に挑む!「ディヴァイン・フューリー 使徒」

「ディヴァイン・フューリー 使徒」1
『ディヴァイン・フューリー 使徒』といえば、2018年の10月のこのコラムのために、パク・ソジュンさんにお会いしたとき、アクションの多い、そして格闘家を演じる映画の準備のため楽しみながら体を鍛えていると話してくれたのを思い出します。
「ディヴァイン・フューリー 使徒」2
本作は、大激戦だった今年の百想芸術大賞で最優秀男優賞を勝ち取った「椿の花咲く頃」のカン・ハヌルさんとの大ヒット作『ミッドナイト・ランナー』(リメイクドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」が日本テレビで放映中)と同じ、気心の知れたキム・ジュファン監督との再タッグ。

名優アン・ソンギさん、ウ・ドファンさん、そして『パラサイト 半地下の家族』(ソジュンさんもカメオで出ていましたね!)の親友チェ・ウシクさんとの共演も話題に。映画は、めくるめくアクションシーン満載のエクソシストもので、夏にはやっぱり恐怖映画、という方にも、セロイ以上に(!?)格好良すぎるソジュンさんを拝みに詣でるも良しです。
※この記事は2020年7月17日に公開したものです

④痛快アクションコメディー「熱血司祭」

「熱血司祭」1
DVDで一気見したい作品の「熱血司祭」は、俳優陣の怪演にグイグイ引き込まれ、ゲラゲラ笑えて、そして見応えのあるアクションシーンも痛快!

主演のキム・ナムギルさんが、漫画の表情を参考にしたというだけあり、変幻自在の演技で昨年のSBS演技大賞では大賞を受賞。どこか憎めない敏腕検事を演じた、ミスコリアでソウル大学出身の才女イ・ハニさんも振り切った演技で最優秀賞演技賞、キム・ソンギョンさんが優秀演技賞、他脇を固める役者さんたちも助演演技賞、新人演技賞と、8冠、キャスト10名が受賞するという快挙を成し遂げて話題となりました。舞台出身の役者たちの活躍も見どころです!チームの結束の力が作品全体に行き渡った、まるで映画のような完成度の高いドラマなのでお見逃しなく!
※この記事は2020年10月15日に公開したものです

⑤ミリオンセラー小説、待望の映画化「82年生まれ、キム・ジヨン」

「82年生まれ、キム・ジヨン」1
韓国で130万部超え、日本でも話題となったベストセラー小説を映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』。韓国では公開から18日間で観客が300万人を超えた大ヒット作です。

"キム・ジヨン"は82年に最も多く名付けられた女子の名前だそうで、昨年ソウルの取材先で会った女性も同姓同名。「あ!」と気づくと、「そうなんです」と微笑んでいました。原作も興味深く、夢のようなキャスティングにも惹かれ、昨年10月に旅先の釜山で観たのですが、期待通りの深く考えさせられるじんわり沁みる作品でした。ぜひ映画館に足を運んで観ていただきたい!
「82年生まれ、キム・ジヨン」2
3年ぶりのスクリーン復帰となったコン・ユさんは壊れていく妻を見守る複雑な心境の夫を余韻を残る演技で魅せ、チョン・ユミさんは大鐘賞映画祭で主演女優賞を、また、ドラマファンならお馴染みのキム・ミギョンさん(「サイコだけど大丈夫」のジュリの母役など)がここでもまた情感たっぷりにジヨンの理解者である母を演じ、百想芸術大賞でも助演女優賞にノミネートされました。並み居る強敵を抑えてキム・ドヨン監督が繊細な演出で、百想芸術大賞新人監督賞を受賞しています。
※この記事は2020年10月15日に公開したものです

⑥カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「パラサイト 半地下の家族」

パラサイト 半地下の家族
『パラサイト 半地下の家族』(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED●2020年1月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー!
『パラサイト 半地下の家族』では、チェ・ウシクさんがメインキャラクターを演じているのですが、チェ・ウシクさんは気の合う親友だと昨年インタビューで話してくれた、パク・ソジュンさんもカメオで登場します。とにかく強力プッシュ作品ですが、このほか最近機上で観た『エクストリーム・ジョブ』(来年1月3日公開予定)と『ガールコップス(原題)』も良かったです。かなり笑えて、私好み!!

『エクストリーム・ジョブ』の美しいイ・ハニさんはハリウッドにも進出予定だとか。ミスユニバース第4位、ソウル大学出身、特技は伽耶琴、パンソリという多才な女優さんです。ドラマ「熱血司祭(原題)」でも熱演が光っていました。そしてこの作品のイ・ビョンホン監督が脚本・監督を手がけたドラマ「メロが体質(原題)」も面白いと評判なので早く観たい!映画にもこのドラマにも若手名脇役コンミョンさんがキャスティングされています。『ガールコップス』は『怪しい彼女』が好きならきっと気に入ると思う作品。個性派のベテラン女優ラ・ミランさんと、モデル出身のチャーミングなイ・ソンギョンさん演じる警察官が事件と立ち向かう姿がコミカルで爽快!同じくわたしは機上で観た作品なのですが、現在日本公開中の『毒戦 BELIEVER』も良くできています。 
※この記事は2019年10月16日に公開したものです

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