マカオが好きだーーっ!
今日は四の五の言わずに
「マカオを愛さずにいられない5の理由」
理由①歴史の波に翻弄されすぎ
しかしその歴史を超シンプルにまとめると、
からの
●大航海時代の表舞台として大繁栄
からの
●列強の覇権争いに巻き込まれあっという間に転落
からの
●ラスベガスを超える世界最大のカジノ都市として君臨
そしてマカオの最大の魅力は、この複雑な歴史が、街の隅々にまるで地層のように露出していること。
その結果、小さな土地に驚くほど多様な風景が広がっていて、まるで何ヵ国も旅しているかのような錯覚に陥ります。
どんな風景に出会えるか、ざっとご紹介しますね。
16世紀より前、田舎の漁村に過ぎなかったころのマカオの姿を留めているのが、マカオ南端のコロアン島。ここにはカジノとも世界遺産ともまるで縁がない、のんびりした空気が漂っています。
そしてマカオが大航海ブームのポルトガル人に“発見”され、アジアの海を舞台とする交易の要所となったのが16世紀の初めごろ。同じくポルトガルが拠点を設けた長崎との貿易により、大繁栄を見せたといいます。このころの様子を留めているのが、マカオ半島です。
ユネスコ世界遺産になっている旧市街の風景は、ほぼヨーロッパ。
中国にいることを忘れてしまいそうです。
しかし豊臣秀吉と徳川幕府によるキリスト教弾圧や、イギリスとその拠点となった香港の台頭などの影響で、そのころには既に貿易港としては衰退していました。
観光が圧倒的な主幹産業であるマカオは、パンデミックへの対応もさすがに早く、
2020年の2月にはカジノ全閉鎖という前代未聞の処置を取り、
収入を大きく減らしたものの、感染はかなり低いレベルに抑えています。
世界中が経済不振にあえぐなか、来月には大型カジノリゾートがオープンするとのこと。
コロナ禍にあってなお発展を止めないマカオから、ますます目が離せません!
理由②マカオ料理が大航海時代すぎ
「マカオ料理」を一言で表すと「ポルトガル料理と中華料理の融合」なのでしょうが、実際にはそんな単純な話ではなくて、たとえばマカオ料理の代表格とされる【アフリカンチキン】↓は、
●貿易商人たちがアフリカ大陸を回るときに入手した唐辛子でピリ辛にし
●マレー半島で入手したココナッツミルクでコクを出し
●さらにインドと東南アジアで入手した各種香辛料でより複雑な風味を付けたものを
●マカオに集ったさまざまな文化背景を持つ人々がそれぞれ発展させた料理
スケール、どんだけーーー
深緑したたる東南アジアのジャングル、
色も形もさまざまな香辛料が鼻腔をくすぐる港町、
そして西洋と東洋の名品・珍品を取引する商人たちのざわめきが、
ワンプレートに盛られたような料理ではないか!
レシピサイトに作り方がたくさん載っていますが、
本場っぽくするポイントとしては
●チキンの下味はしっかりめにつける
●ココナッツミルク必須
●砕いたピーナッツとブラックオリーブ必須
です。