「親身な回答がしみる」と評判の「大人のカウンセリング室」。神崎恵さんと小田切ヒロさんのおふたりが、交代で読者のお悩みに答えます。今回は、小田切さんの出番。読者の思いをくみとった 回答は、納得度満点。自分の方向性に迷ってる人も、そうでない人もぜひ読んでみて!
お悩み:「体と心の“もっさり感”、なんとかしたい!」
先日など、「新しい服でも買って、それを着るためにダイエットを頑張る方向にもっていこう」と買い物に出かけてみたものの、コロナ前にはあんなに好きだったお買い物にも気が乗らず、そのまま帰ってきてしまいました。今のままではいけないことだけはわかっているのですが、どうしたらいいのか……。もう、太ったおばさんのままでもいい気までしてきました。ワークアウトをきちんとして、いつもすっとした体型を維持されているヒロさん。どうすれば、このもっさり感から抜け出せますか?(41歳・会社員・未婚)
回答者はこの人!小田切ヒロさん
■小田切ヒロさんの回答:「あきらめたらアウト! キレイでいたい気持ちを捨てないで」
このかたは、「おばさんのままでいいと思えてきた」と言っていますけど、そもそも“おばさん”という概念自体がNG。あきらめたらアウト! 女は女であるかぎり、死ぬまでキレイでいたい、素敵でいたいという気持ちを捨てちゃダメ。それが女の宿命です。キビシイことを言うようですが、意識を怠った瞬間から、女性としての自信も価値も失われます。
また、女は常に“今の自分”をピークにもっていかないと。誰かみたいになりたいとか、過去のよかった時代の私になりたい、ではなくてね。今とこの先にしか人生はないんです。過去のいいことやトラウマが記憶に残っているとしても都合のいいように切り替えて。若いころの自分に執着しない、そして昔、おブスだったというトラウマがあって、引きずっていても、「私はキレイになれない」と思ってしまうから、それも切り離します。
で、とにかく体を動かす! そうして鏡を見た時、「なんかいいかも」と思えるくらいになったらしめたものです。人を巻き込むのも手。トレーニングもパーソナルにすれば、トレーナーと時間を約束しているから必ずジムに行くし、まわりの人に「1カ月後までに2㎏減らす」と、具体的に公言すれば、目標が明確になります。
さらにトレーニング以外の生活のいろいろなことをルーティン化してみるのもいい方法です。やると決めてやる、つまり“WANT”という感情で動くのではなく、日々の決まりごと、“MUST”にするんです。例えば夜早く寝て、朝早く起きて、朝日を浴びることを習慣化すると、体のサイクルが整って、びっくりするほど人生が変わります。僕も昔、半地下の部屋に住んでいた時、太陽の光を浴びられなくてメンタルが壊れかけたことがあります。でも、毎朝散歩して、朝の光を10分浴びる習慣をつけたら復活しました。メンタルは〝地球の自転”にゆだねる、おすすめです。
40代以降は何もしていないと、たくさんの不調が起こります。“もっさり”を、人生の素敵な“重み”に変えられるよう、どうか頑張って。今をベストにもっていこうという気持ちを忘れずにね。
■美の処方箋:ゆったりお風呂で早寝早起きをルーティンに
〜 フルール ド ファティマの入浴剤 〜
【用法】
1日1回
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