①今も20年先も愛せる時計、9つの提案
※YG=イエローゴールド、RG=ローズ(レッド)ゴールド、PG=ピンクゴールド、WG=ホワイトゴールドを表します
■40代で買った時計をこれからの「自分の美しさの軸」にする
未来を想い描くために 惚れ込んだ時計が必要
ただ時間を知るだけならスマホでも十分な時代。しかし、時計をとおして自分を見つめ直したり、未来に想いをはせたりと、時計は、単純に時を告げる以上のものをもたらしてくれます。時計は、その人の本質を表すもの。だから、自分が時計に何を求めるかを考えること=自分のスタイルやあり方について考えることだと思うのです。
40代は、女性の人生の中で最も美しい時。自分とはどんな人間か、何が好きなのかが固まり、 かつ女としてまだまだ勢いもある。そんな今の自分が惚れ込んだ時計を買うことで、「この時計に似合う自分でいよう」と決心することが、40代で時計を買う一番のメリットだと思います。私自身が経験して思うことは、この先歳を重ねていくと、相応の努力をしなければ、時計の強さや美しさに見合う自分でいることは、むずかしくなっていく。そんな時、例えば「この時計をするならハイヒールをあきらめちゃダメ」とか「すっと伸びた背中で、白シャツに合わせたい」とか、美しさを極めた時計は、これから先、どんな自分でいたいかのモチベーションになってくれると思うのです。
高い時計をつけるのが、ゴールではありません。大事なのは、その時計に似合うたたずまいの女性になること。ぜひ40代で、今後の美の基軸になるような時計を手に入れてほしいと思います。
■CHANEL
「ボーイフレンドがしている時計を借りてきたような」デザインに、なんとも言えない色気が匂い立つ「ボーイフレンド」。男性的なものを通じて女性の魅力を引き出すスタイルは、マドモアゼル シャネルの精神を受け継いでいる。ラージとミディアム、スモールの3サイズあるが、伊藤さんはラージをピックアップ。「この時計は、メンズウォッチのような大きめのサイズ感が可愛い! 素材はまろやかなベージュゴールドで、女らしさを香らせるのが素敵だと思います」。
この秋から、ストラップがインターチェンジャブルとなり、かつふっくらしたキルティングパターンを施したカーフレザーが登場し、さらにメゾンの精神が色濃く。「艶やかなベージュゴールドの光と、マットなストラップの相性も絶妙。ストラップの種類も豊富にそろいますが、私は断然ブラックが好みです。ストラップで印象がかなり変わるので、必ず自分手にして相性を確かめて」
マニッシュだから引き立つマチュアな色香
腕を覆う大ぶりのフェイスが、華奢な腕を引き立てる。「"レディスなのに大ぶり"なこの時計には、メンズの時計をユニセックスで使うのとは違う、レディスならではの色気があると思います」。「ボーイフレンド」(ベージュゴールド、37×28.6㎜、手巻き)¥1,630,000/シャネル
■CARTIER
フランス語で「パンサー(豹)」を意味する「パンテール」。カルティエのシンボルでもある「パンテール」の名を冠したこの時計が、初めて発表されたのは1983年。2008年に一度生産終了になりつつも、圧倒的な支持を得て2017年に復活を果たした。伊藤さん自身が愛用するのもこれと同じ「パンテール ドゥ カルティエ」の一番小さいサイズ。「私がこの時計を手に入れたのも 40代でした。実は、同じ形で素材違い(ステンレス×イエローゴールドのコンビ)の時計を30代のころから使っていたのですが、素材が違うと、やはり手にした時の感じも全然違って。本当に美しいなと思える時計って、たくさんは出会えないものだから、同コレクションで素材をアップグレードさせていくのもアリだと思います」。
最初、自分には女っぽすぎるかなと思ったが、手にしたら思いのほかすっとなじんだと言う。「自分が好きなもの=似合うものではないので、実際にしてみると印象が変わることも多々。店員さんや友人など第三者の客観的な意見を聞くのもいいと思います。買って十数年経ちますが、いまだに"きれいな時計だな"と 惚れぼれします。仕事に追われている時、ふとこの時計を見ると、女らしい気持ちが戻ってくる。おしゃれする余裕がない時でも、手もとを見るたびに"そうね、私にはこの時計がいるわね"って思えて、なんだか癒されるような、穏やかな気持ちになれるんです」
優雅さと強さとを持ち合わせた究極の美
「これをしていると手首がきれいに見えるんです」と伊藤さん。「薄くてブレスが肌になじむのが気に入っています」。全部で3 サイズ展開、ダイヤモンド入りのものも。「パンテール ドゥ カルティエ」(YG、25×21㎜、クオーツ)¥1,992,000/カルティエ(カルティエ)
■VANCLEEF & ARPELS
しなやかに腕にフィットするローズゴールドの華やかなブレスレット。手の動きに合わせて小さく揺れるクローバーのチャーム。メゾンが誇る最高の職人が手仕事で作り上げた時計からは、パリらしい優雅さと、崇高な気品が漂う。「さすがトップジュエラーの時計と、ため息が出るような美しさ。特にブレスレット部分は、腕になめらかに寄り添う精緻なつくり、表側がマット、裏側が鏡面仕上げというゴールドの磨き具合による質感の違い、手にした時のなんとも言えない凹凸感の陰影など、どれをとってもジュエリーさながら。この時計をすると、確実に変わってくるのが、所作の美しさ。時計を見る時の、斜め45度に動く目の動きも含めて、実に色っぽい。自分が女であるということを肌で感じさせてくれる時計だと思います」。
いくつになっても「女」を捨てずに、成熟した色香をまといながら生きていきたい、という想いを後押ししてくれるような時計。「こんな時計をしたおばあちゃまになれたらすごく素敵! 実は辛口好みとかモードな人がしても引き立つ時計だと思います」
所作までも美しく変える、時を告げる宝石
ブレスレットはもちろん、放射状に彫りを施したマザーオブパールのフェイス、ダイヤモンドのダイヤル、幸福のシンボルであるクローバーのチャームなど、すべてにメゾンのサヴォアフェールが息づく。「腕にした時のなんとも言えない重みも、すごく心地いいんです」。「チャーム クローバー ブレスレット ウォッチ」(RG×ダイヤモンド×ホワイトマザーオブパール、径27㎜、クオーツ)¥3,780,000/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク(ヴァン クリーフ&アーペル)
■HERMÈS
アンカーチェーンをモチーフにした遊び心のあるデザインや、アリゲーターストラップの色合わせに、エルメスならではの高いセンスが感じられる逸品。「以前、パリに行った時、マダムたちがこぞってつけていたのが、この"ケープコッド"。気負わずに日常の中に溶け込んで、等身大の自分で愛せる時計だと思います。地金だけのものもありますが、これからも長く使うことを考えると、ダイヤつきのモデルをおすすめします。この時計は、ブレスレットと重ねても可愛い。ファッションとしてのウォッチが楽しめるのも、エルメスならではです」
手もとのレイヤードにも最適な〝しゃれ感〞が漂う
「グレージュのレザーストラップもしゃれていて、さすがエルメスだなとつくづく。名品時計って、単体で世界が完成してしまうデザインが多いのですが、これは、アクセサリーをレイヤードしても映えるように考えられているような気がします。デイリーはもちろんですが、お着物なんかにも合いそうです」。「ケープコッド」(PG×ダイヤモンド、23×23㎝、クオーツ)¥1,360,000/エルメスジャポン(エルメス)
■JAEGER-LECOULTRE
"黄金バランス"と言われる長方形のケースに、スライドして裏返すともうひとつのフェイスが顔を出す、ブランドを象徴する名品「レベルソ」。「40代以降で買うならゴールドを。柔らかさを増した肌には、時計自体の知的さに加え、地金の光で女としての艶っぽさが表現されるとすごくいいバランスになると思います。"本気時計"を2本買うのはむずかしいけれど、これなら1本で2本分の違う表情を楽しめます」
反転させて倍楽しめる「2つの貌(かお)」
1本に2つのダイヤルを備え、裏面はダイヤモンドがあしらわれたブラックフェイス。「ラフなセーターにこの時計をさりげなくしている女性がいたら、"なんて素敵!"と一目置いてしまいます」。「レベルソ・クラシック・スモール・デュエット」(PG、34.2×21㎜、手巻き)¥1,880,000/ジャガー・ルクルト(ジャガー・ルクルト)
■FRANCK MULLER
「天才時計師」と称えられたフランク ミュラー氏が生み出した最高傑作のひとつが、この「トノウ カーベックス」。トノウ(樽型)の三次元曲線を用い、どの角度から見てもラインが湾曲するデザインで、なだらかに腕にフィット。「フェイスから続く地金のブレスが流れるように腕に寄り添うと、まるで"第2の肌"のようなつけ心地。時計自体に主張があるので、地金の艶だけで十分華やかです」
素肌を美しく照らし出す、華やかな地金
個性的なビザン数字と、放射状に輝くギヨシエ彫りにメゾンの精神と、高い技術力が宿る。「同じピンクゴールドでも、この時計の地金の色はとても華やか。成熟世代の肌をいきいきと見せる力があります」。「インターミディエ」(PG、30×22㎝、クオーツ)¥2,550,000/フランク ミュラー ウォッチランド東京(フランク ミュラー)
■A . L ANGE & SÖHNEARPELS
伊藤美佐季さんが、「次に自分で買いたい時計」と言うほど惚れ込んでいるのがこちら。ドイツのグラスヒュッテにアトリエを構え、表からは見えない小さなパーツも、ひとつひとつ職人が手作業で仕上げる、世界最高峰の時計メゾンのひとつだ。「"究極のシンプル"と言うべき、パーフェクトな美をたたえた時計。お父さんがしていたような、メンズライクでタイムレスな美しさのあるデザインに惹かれます。この時計が放つ"静謐な強さ"が、私の憧れる女性像にぴったりくるんです。声高に女を主張するわけではなく、でも、どこまでもエレガント。この時計が似合う女性になりたいと、強く思わせてくれる時計です」
ピュアさが引き立つオールホワイト
ホワイトゴールドのケースに、ニュアンスのある白のマザーオブパールの文字盤、同じホワイトのアリゲーターストラップがノーブルの極み。「メンズの時計愛好家には、絶大な人気を誇るブランドですが、レディスでは"知る人ぞ知る"ブランドなのもいい」。「サクソニア」(WG×ホワイトマザーオブパール、径35㎜、手巻き)¥1,920,000/A.ランゲ&ゾーネ
■BREGUET
「一見シンプルに見えるけれど、手にすると、とても華があり"ただ者ではない"感が漂います。さすが、マリー・アントワネットが愛した世界最古の時計メゾンの名品。貫禄が違います」と伊藤さんが感嘆するのがブレゲの「クラシック 9067」。
文字盤に施された、精緻なクル・ド・パリのギヨシエ彫り、ブルー・スティールのブレゲ針、ケース側面に施された縦溝模様のフルート装飾、フェイスに刻まれた個別番号など、ブレゲの伝統を随所に受け継いでいる。「ブレゲの時計って、どこか貴族的な華やかさが香り立つ。装飾のひとつひとつにも存在感があって、"人に見せて、自分が何者かを語るもの"という、時計の社会的側面が貫かれているような気がします。でも、"知らない"人にはわからないところも貴族的(笑)。オフィシャルなスタイルにビシッとつけるのに合う時計だと思います」
技術の粋を詰め込んだ華やかなディテール
女性にも男性にも合う33.5㎜という絶妙なケースサイズだから、パートナーとシェアしても。「女性がしても男性がしても華やかでエレガント。タイムレスな美を誇るブレゲだからこそできるデザインですね」。「クラシック 9067」(WG、径33.5㎜、自動巻き)¥2,060,000/ブレゲブティック 銀座(ブレゲ)
■PATEK PHILIPPE
ベーシック・ウォッチの最高峰として君臨する「カラトラバ」。シンプルを極めたデザインに、時を超えて輝き続ける「本物のもつ強さ」が宿る。「メンズライクなように見えますが、腕につけるととてもフェミニンで、一気に女の格が上がります。 深みのあるローズゴールドで彩られた、まろやかなラウンドケースに、ベージュのアリゲーターストラップが上品で、"本当に趣味がいい人がつける時計"だと思います。超薄型のケースで、つけ心地がいいのもパテック フィリップならではの高い技術がなせる業。スーツからカシミアのセーターにデニム、お着物まで、合わせる服も選ばずオールマイティ。やはり"王者"の名にふさわしい、名品中の名品だと思います」
不朽のエレガンスを体現する、完璧な造形美
「本気時計」の大本命にふさわしい、凜としたたたずまい。「正直、若い子では、到底太刀打ちできない"本物"のオーラがあります。この時計は、人生の何たるかがわかってきた40代以降だからこそ似合う時計。この先、"この時計の美しさにはまだまだかなわないわ"と思いながら、自分を磨き続けるかいのある時計だと思います」。「カラトラバ 7200」(RG、径34.6㎜、自動巻き)¥3,130,000/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター(パテック フィリップ)
②時計迷子の40代エディターが新たな視点で、探します!“男性目線”で選ぶ一生モノの時計選び
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時計ジャーナリスト 篠田哲生
『ホットドッグ・プレス』を経て独立。 雑誌やWEB、新聞など、40を超える媒体で時計記事を執筆。12月に『30歳を過ぎたら、男の時計選びは教養だ』(光文社新書)を発売予定 -
スタイリスト 池田尚輝
メンズファッション誌、広告、TVなど、幅広いフィールドで活躍する人気スタイリスト。『UOMO』では、リヒト主演の連載「40歳男子に似合う時計」のスタイリングも担当していた
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エディター 磯部安伽
センスと熱量のあふれる誌面づくりと、カジュアルベースの私服スタイルが読者の支持を集める。著書に『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』(KADOKAWA) -
エディター 三尋木奈保
清潔感ときちんと感を軸にした女らしいスタイルと、説得力のある美しい文章に人気が集まる。著書『マイベーシック ノート』(小学館)は、累計18万部を誇る大人気シリーズに
池田 三尋木さんが今つけていらっしゃるカルティエのサントス ドゥモワゼルこそ、一生モノ時計じゃないですか。お酒好きと聞いていますが、酔ってなくしそうになったりしませんか?
三尋木 どんなに飲んでも絶対にはずしませんよ(笑)。この時計は33歳の時に清水買いしたんです。当時は、〝上質なものを身につけて、素敵な大人の女性に見られたい”という気持ちがあったから、高級ジュエリーを買う感覚でこの時計を選びました。
篠田 三尋木さんのファッションに合っていて素敵ですね。
三尋木 買ってから15年以上たった今でもすごく気に入っているんですけど、40代になってからは、次なる一本に、ずっと出会いたいと思っているんです。でも、時計の知識がまったくなくて、何を買ったらいいのか全然わからない。
磯部 そう! 女性だけで話していても、「やっぱりパテック フィリップがいいのかなあ?」で話が終わってしまい、それ以上は広がらないんですよね。高価な時計を買うなら、それなりの知識はもちたいし、時計好きのおしゃれな男性がうなるような一本が欲しいなと思ってるんです。
池田 たぶん、一般の男性からすると、女性が身につけていて理解できるものって、時計とスニーカーくらいなんですよ。ほかのものはよくわからないから、触れちゃいけないんじゃないかなって遠慮もあったりして(笑)。だから時計って、コミュニケーションツールとしても最適だと思います。
篠田 そう。時計ってすごくパーソナルなものだから、女性が身につけている時計を見た時に、自分の世界観やセンスに近いものをしていたら、「おっ」と思いますよね。僕はそれって、〝共感”なんだと思うんです。
三尋木 共感ですか。なるほど!
篠田 20代の女性をそういう目線では見ないかもしれないけれど、経験を積んできた40代の女性がつけている時計を見ると、好きなものとか、これまでにどんなものを見てきたのかとか想像ができる。それに共感ができたら、「男性がうなる時計」ってことにつながると思うんです。
■三尋木の愛用時計を公開!
(左)ダイヤ入りのカルティエ「サントス ドゥモワゼル」は、ハワイで手に入れた。「この2 本を含めて、手持ちの時計はすべてスクエアフェイス。次はラウンドフェイスが欲しい」(三尋木さん)
■磯部の愛用時計を公開!
機械式時計やジュエラー時計など、カテゴリーに整理して知識を増やす
三尋木 具体的には、何をつけたら、男性が共感するのか知りたいです。
篠田 40代で一生モノの高級時計が欲しいと思っている女性って、たぶん男性とも対等なパートナーシップを結びたい意識があるんじゃないなかって思うんです。特にマリソルには、そういう読者が多いんじゃないなかって。
磯部 さすが! そうだと思います。
篠田 今回は、そういった価値観で時計を選んでみました。まず、〝4大雲上ブランド”のひとつ『パテック フィリップ』を知っているならば、ほかの3つのブランド『ヴァシュロン・コンスタンタン』『A.ランゲ&ゾーネ』『オーデマ ピゲ』も知っていてほしいですね。 「男性目線を参考にセレクト!40代で手にしたい一生モノ時計カタログ」のページで紹介したのは、メンズとほとんど同性能の機械式時計です。ある程度のサイズがないと機械を搭載できないので、どれも比較的大きめなのが機械式時計の特徴なのですが、このサイズ感を40代女性がつけるのは、とてもかっこいいと思います
磯部 最初から超共感しちゃったんですけど(笑)。私、『ヴァシュロン・コンスタンタン』の「パトリモニー」が、めちゃくちゃタイプです。一見、メンズライクなのに、サイドにダイヤモンドがあしらわれていて、最高にエレガント!
池田 磯部さん、似合うと思いますよ。今着ている白シャツにさらっとつけたら素敵じゃないですか。それに機械式のウンチク話とか、一緒に盛り上がれそう(笑)。キャラクターに合ってると思います。
篠田 次は、おふたりもつけている『カルティエ』もこのカテゴリーに入りますが、〝時計に本気”のジュエラーの時計。『ショパール』『ピアジェ』『ハリー・ウィンストン』からピックアップしてみました。現在の『ハリー・ウィンストン』は、時計グループの傘下に入っていて、時計のレベルが格段に上がっています。ダイヤモンドを使っている時計に関しては、ジュエリー同様の輝きを堪能できると人気です。
池田 三尋木さんの“コンサバ感”を拾うんだったら、『ピアジェ』の「アルティプラノ」がぴったりなのでは? この時計のたたずまいと、三尋木さんの雰囲気が合ってます。
三尋木 すごく素敵です〜。これを身につけたら、女性としての格が一段上がりそう!
篠田 あとは共感という意味で、ぐっと男性に寄せてみるのもいいのではないでしょうか。メンズウォッチの三種の神器である、クロノグラフ、ダイバーズ、パイロットなどの、女性の世界にはない男時計。男性からしたら自分の世界の中にあるものを選んでるなって、ぐっと共感できると思います。
池田 上品な高級時計をしていけないアクティブなシーンには、カジュアルテイストの時計が一本あると便利ですよね。それに女性のおしゃれって、“ハズシ”とか、“意表を突く”とかが、キーワードだったりするじゃないですか。本気のメンズ時計を取り入れるとそのハズシが一気にかなうと思います。
一生モノの時計とは、自分を応援してくれる存在
三尋木 短時間の座談会でしたが、かなり知識が増えました!
篠田 実際に高級時計を手に入れると、もっと知識をつけたいと思いますよ。世界も広がるし、なにより人生において、時計という楽しみが増えます。
磯部 おすすめいただいた時計の写真を見て思ったのが、高級時計って、デニムにもドレスにも、どちらにでも合いますよね?
池田 そう思います。時計自体に力があるから、どんな服にも合うんです。40代女性って、自分自身もマチュアになっているから、高級時計をかっこよくつけこなせるはずです。
三尋木 あとは、買う勇気かな〜?
篠田 その値段を出すだけの理論武装は必要ですよね(笑)。
磯部 33歳でダイヤ入りのカルティエを買えたんだから、みっひー(三尋木さん)は、40代でも行けるはず!
池田 いい時計って、目に入るだけで気分が上がりますよ。15時間超えた撮影現場でも頑張れますから(笑)。
一同 なるほど!
磯部 時計って男女共通で、今の自分や未来の自分を応援してくれる存在なんですね。みっひー、これを機に本気で見つけよー!
■アンケートでわかった! マリソル読者の時計事情
③男性目線を参考にセレクト!40代で手にしたい一生モノ時計カタログ
[ 時計好きの男性をトリコにする雲上ブランド ]
一生モノとしてふさわしい格式のある時計ブランドから、レディスに合う機械式時計を厳選。
VACHERON CONSTANTIN
パトリモニー・マニュアル ワインディング
洗練を極めるシンプルなデザインが、唯一無二の存在感を放つ。ケースのサイドには62個のダイヤモンドを控えめにセット。クールさとエレガンスをあわせもった名品。(K18ピンクゴールド、ダイヤモンド、径36㎜、手巻き)¥2,680,000/ヴァシュロン・コンスタンタン
A. LANGE & SÖHNE
サクソニア・フラッハ
シルバー無垢にコッパーブルーのゴールドストーン(紫金石)層を重ねた魅惑的な雰囲気のダイヤル。まるで夜空に輝く星を連想させる一本は、メンズモデルながらも女性向きとも言える。(ホワイトゴールド、径39㎜、手巻き)¥2,530,000/A.ランゲ&ゾーネ
AUDEMARS PIGUET
ロイヤル オーク オートマティック
[ 男性愛好家もお墨つきのジュエラーの時計 ]
"時計に本気"のジュエラーの時計は、男性からも支持されるエレガントさが魅力。
CHOPARD
L.U.C XPS
PIAGET
アルティプラノ
HARRY WINSTONHW
ミッドナイト・デイト ムーンフェイズ オートマティック 36㎜
④アラフォー女性の一生モノ時計を探せ!カジュアル使いしたいメンズライクな高級時計
[ カジュアル使いしたいメンズライクな高級時計 ]
おしゃれの"ハズシ"として取り入れたいメンズライクな時計こそ、高級ブランドから選びたい。
PATEK PHILIPPE
ノーチラス
BLANCPAIN
フィフティファゾムス バチスカーフ
BREITLING
ナビタイマー オートマチック 35
IWC SCHAFFHAUSEN
ポルトギーゼ・クロノグラフ
TUDOR
ブラックベイ 32 S&G
GRAND SEIKO
SBGX269
⑤モデル&スタイリストが選んだ名品ウォッチ|おしゃれプロの時計
カルティエの腕時計
WATCH/Cartier
KNIT/BATONER
DRESS/N.Jam/NOBLE
HAT/HERMÈS
シャネルのウォッチ
ベダ&カンパニーのジュエリーウォッチ
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