坪田あさみ エディター・ライター
@asamit1201
@sundownertokyoomuretsu
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お部屋を心地よく整えるためにしていること、あれこれ。〜前編〜【エディター坪田あさみのおしゃれと暮らしと時々名品 #25】
気が滅入ることなく楽しくステイホーム期間を楽しむには? お家時間が大好きなエディター坪田が心地よく過ごすために普段から気をつけていることをご紹介します
その3
季節感や気分に合わせてお部屋のマイナーチェンジをする
模様替えほど大げさではないけれど、気が向いたらちょこちょこと小さな家具の位置を変えたり、布類の変更や雑貨の配置換えをやっています。そうすると家具が新鮮に見えたり、新しい雑貨の使い方を発見できたりします。
例えば上の写真は冬仕様に変化させたリビング。中央にペンドルトンの大きなウールラグを敷いています。季節によってはサイザル麻のラグだったり、ペルシャ絨毯だったり気分に合わせて変化させています。
あまり大きなサイズ感のものは季節外の時にしまうのが面倒だし、収納スペースを取ってしまうので、大きすぎず小さすぎないちょうどよいサイズ感のものを揃えておきます。
私の場合、掃除機をかける時にも必ず動かしたいので「移動しやすさ」「収納しやすさ」は大きなポイントとなります。
今の季節なら温かみのある色合いや素材感のものがよいので、この日はちょっとほっこするトライバル柄をチョイス。我が家の冬はエアコンではなくガスストーブをつけているので室内は裸足でもポカポカ。このラグの上でのんびり過ごす休日は至福の時です。
また食事をする場所もたまに変えたりします。普段はキッチンにあるカウンターを使っているのですが、それに飽きるとしまっている天板を出してリビングでも食べられるようにします。外食ができない今、これがよい気分転換になります。
大きめの天板はこれまたなかなか便利です。脚のついたテーブルだと収納する時に場所をとりますしセッティングするのも大変ですが、天板だけならラグ同様立てかけておけば使わない時も場所を取りません。普段使っているテーブルの上に天板を乗せているだけの簡易なものですが、特にグラグラすることもなく安定感もあり、あっという間に完成します。
我が家は一般的なサイズのマンションなのでたくさんの家具を持つことはできませんが、収納場所を取らないラグや天板があると簡単に気分転換ができます。
その4
花やグリーンは“コーディネート”を考えて取り入れる
▲今の季節はドライタイプもおすすめです。左はみつまた。右はいろんな種類をミックスさせてみました。
家用の花を買う時には、洋服と同じようにコーディネートがとても大切だと思っています。コーディネートとはフラワーアレンジメントのようなものではなく「花×花器×置く場所」のこと。花器にポンと入れただけ、という自然な花の雰囲気が好きなので、上記の3つの組み合わせを大切にしています。
ふらっと気まぐれに花屋さんへ立ち寄り、どれを買おうかなーと眺めて買うのもよいのですが、私は洋服を買う時同様、「どんな花が欲しいのか」(例えば枝物で高さがあるものが欲しいとか、くすんだピンクがいいとか、季節に合わせたこんな花が欲しいなど)、また「どの花器にいけるか」「部屋のどの場所に飾りたいのか」を考えて買いに行きます。
というのも花屋さんによってセレクトされているお花はさまざまで、必ずしも欲しいお花が行った店にあるとは限りません。花屋さんはある意味花のセレクトショップのようなもの。店主のセンスがセレクトに反映されていますので、ある程度決めてから行かないと目移りして別のものを買って帰りかねません。
なのでセレクトが自分に合った花屋さんを見つけておくと花を買うのがとても楽になります(これはコンセプトやターゲットを絞ってセレクトされている洋服のセレクトショップと同じことですね)。
さらに最近ではコロナの影響もあってネットでも購入しやすくなっています。たとえしゃれたセレクトの花屋さんが近所になくても買いやすいのは嬉しいですよね。普段は近所や東京の店で買いますが、先日名古屋の花屋さんからネットで購入してみました。
▲どんな花をどの花器に入れてどの場所に置くかをある程度決めておけば花屋さんであまり迷わず購入できます。左はリビング、中は仕事デスク、右はキッチンに置いた花たち。
私は花屋さんではもちろん、レストランやカフェ、展示会などでも素敵だなと思ったら花の写真をよく撮っています。するといざ買う時に、花と花器のバランス、こんな風に飾りたいというイメージの参考になります。
カジュアルなインテリアの我が家では、雑誌などの花企画の写真はエレガントすぎることがあるので、普段の生活の中で立ち寄ったお店などにあるお花の方がラフな雰囲気でちょうどよかったするのです(洋服で言うとよりリアルな街角スナップのようなもの)。
▲素敵な花やグリーンを見つけると写真をパチリ。左はイタリアンレストラン、中はホテル、右は花屋さんにて。それぞれガラス、ウッド、土っぽい陶器と中身とのバランスがとても素敵で参考になります。花器を買う時のイメトレにもります。
生活の中でどうしてもお花やグリーンは後回しにされがちですが、あるだけでお部屋がぐっと華やかに変わります(逆にないと殺風景に感じるほど)。
お家時間の長い今こそ、お花やグリーンの力を借りると精神的にもとても癒されると思います。ぜひ取り入れてみてくださいね。