1年に及ぶマスク生活が、顔立ちに与えた影響
そもそも人間の顔は、社会に出てちゃんと人目にさらされるからこそ、無意識の緊張感によって自然にリフトアップされている。それが人と会わず、人目にさらされることがなければ、最低限の緊張感も生まれないから、知らず知らず顔立ちが緩んでくると考えてもいい。もうかれこれ1年半になるマスク生活が、顔立ちに影響を与えていないはずはないのである。
もちろん加齢に万有引力が絡んでくれば、単純に肉は下に落ちていく訳だが、そこで特にマークしてほしいのが頰の位置なのだ。目尻や口角も、もちろん落ちてもらっては困るけれど、大きく人の第一印象を決めるのは頰骨のカタチ。口角の位置は会話中、常に変化するから印象を固定しないが、頰の位置は顔立ち印象を決める。それこそ頰の肉が1番高い位置にあるほど、明るく幸福そうな顔になり、下にあるほど不幸そうな顔になる。 世にいう“幸薄そうな顔”は、それこそ頰が下にあるか、頰に肉がないかのどちらか。ちなみに頰の位置が低いことに加えて、口角が下がって見えると、不平不満が張り付いた顔になる。
逆から言えば、わずかでも微笑むと、みな一様に明るく幸せそうに見えるのも、とても単純に頰の位置が上がり、肉に丸みが出てそこにつやが生まれるから。まさに“つや玉” ! 資生堂が提案し続けてくれている“つや玉”が常にある状態こそが、第一印象のその人を明るく幸せそうな、“いい人”に見せるのである。