初対面の生命線=ネガティブな印象を隠す“つや玉”の重要性
そしてマスク生活が長引くと、一番影響受けるのが頰の筋肉。表情筋を動かさない分だけ、そして顔に適度な緊張が生まれない分だけ、頰の位置は下がっていく。しかも1日デスクワークしていると、 この頰のてっぺんの位置が1センチ近くも下に落ちるというデータもあるのだ。 だから今は強く意識して、頰上げしたい。 鏡に笑いかけてもいいし、物理的に頰を引き上げるマッサージをしてもいい。この時、げんこつを作って第二関節を頰骨の下に当て、強めに押しながら持ち上げるのがコツだ。
ちなみにズバリこの頰の位置を上げるための美容機器が登場している。一見イヤホン、あるいはイヤーマフ。今注目のB by Cのコアフィットが作ったフェイスプレイヤーである。この耳当て部分を 頰に当てるだけ。EMSがより効果的に働き、日々続けるうちにだんだん頰が上がって、丸い頰ができあがるはずだ。まず筋肉を和らげてから、というプレ美容液も同時にデビューした。そして何より資生堂が誇る「つや玉美容液」。この“つや玉シリーズ”も数々傑作が生まれているが、昨年デビューのエステティックエッセンスはまさに頰骨を上げるボールマッサージ機器内蔵という有り難さ。下から上へ、頰を持ち上げるようにマッサージ塗りすれば確実に頰が上がり、つや玉が輝き出す。せめてマスク期間中は本気で頰上げを日課にしたい。
齋藤薫 Kaoru Saito
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。『キレイはむしろ増えていく。大人の女よ! もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)など著書多数