日米ファーストレディ、露骨な比較のされ方から見えたこと
それにしても二人の女性は見事に対照的だった。面白いのは、向こうの元モデルのファーストレディーに比べ、ひどく落ち着いて見えた日本の首相夫人に対し、日本国民はもう少し華やかでもよかったのでは? と囁いたのに対し、向こうのマスコミは、〝トランプ憎し〟もあって、日本のファーストレディーはファッションも知的でシックで素晴らしい。それに比べて………、といった書き方をしていたこと。妻たちも〝公人〟として、こんな露骨な比較のされ方をしてしまうのだ。
男がどんな女性を選ぶのか? それは確かに、その男性の知性や教養、正義感や社会性、いろんなものを語ってしまう。もちろん女の場合もパートナーを見ればいろんなことがそこに映し出されるけれど、男は尚更選ぶ女性によってタイプやらランクやら、いろんなものが見えてきてしまうのだ。お見合い的な出会いがなくなる一方、やっぱり未だ、どちらかと言えば男主導の結婚の方が多いからなのかもしれない。