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男の評価は最終的に、妻の印象で決まる?

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、"知的印象"について
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(左)生命感あふれる自然な血色に。キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュ(リフィル)03 サニーキッス¥2,800・キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュケース¥2,000(ともに5 月10日発売)/カネボウ化粧品(中)ハリがあり、色ムラのない若々しい肌へ導く美容液。ブルーセラム 30㎖¥12,000/シャネル (右)扇状に広がる印象的なまつ毛を演出。グランディオーズ ウォータープルーフ 01 ノワール ミリフィック¥4,200/ランコム


撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代(SIGNO)

知性美とは何か? 

 で、言うまでもなく、ズバリ男の価値は〝妻の知的印象〟で決まる。美しい妻がいるのは男冥利に尽きることなのだろうが、今や美しさ以上に〝知的印象〟がモノを言う。それは、女が社会性を身につけ、男以上に十分な知性と教養を備えたから。なのにそういう女性が妻だけをやっているケースもすごく増えたから。もっと単純に、男より有能な女性が増えたから。そういう有能な女性を素直に愛せる男が男としても正しいと、世の中が判断できるようになったから、なのだ。思い当たるはずだ。エスコートする女性が知性美を備えている男が、一番尊敬されること……。
 じゃあ知性美とは何か? 例えばの話だが、チークの塗り方が自然なこと。キッカは、そういう意味で女をちゃんと知的に見せるチークを作った。メイクとしてのチークではなく、あくまで体温が透けて見えるような、自然な紅潮をそのまま再現するチークを、いわゆるソリッドタイプで表現したのだ。
 そしてある人が言った。今はまつ毛が、つけまでも、エクステでもない、やっぱり美しくマスカラが塗られている人が知的に見えるよねと。とても小さい事だけれども、女の場合はそうしたパーツメイクに、知的印象の有無がにじみ出てしまうことを忘れないでほしいのだ。
 そして一方、スキンケアの選び方にもなんだか知性のレベルは宿るもの。そんなこと、見た目に現れるはずはないと言うだろう。でも女ならわかるはずだ。どんなスキンケアを使っているか、そこに一定の知性が現れ、知的レベルが測れること。そしてまたそれが見た目の印象にも通じてくること。美容って不思議である。そういう意味で、今一番知的な女性たちに選ばれているのがシャネルのブルーセラムだろう。世界で一番人を健康にする4つの地域を研究し、生息する植物を配合することで美しさの寿命に働きかける……これまでとは全く違う視点で作られた、社会学とサイエンスの融合のようなスキンケア。
 どちらにせよ、大人は美しいだけじゃない、知性が美と融合しなければ意味がないことを、もう一度肝に銘じておきたい。
(Marisol 2017年5月号)
齋藤薫 Kaoru Saito
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)をはじめ、著者多数

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