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"負けず嫌い"は、是か非か? の印象学。 だからいっそ"負けず嫌い"が美しい人になる!【齋藤 薫エッセイ】

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、「負けず嫌いの使い方」について。

“負けず嫌い”を本当に必要な場面でだけ使える人こそ美しい

齋藤薫の大人キレイの処方箋
(右から)❶コラーゲンの質に着目したエイジングケアライン。無添加で肌ストレスもフリーに。エンリッチ 化粧液 II しっとり 30㎖ ¥1,870・❷1の上に乳液を重ねてうるおいをキープ。エンリッチ 乳液 II しっとり 30㎖ ¥1,870/ファンケル ❸バーム状のクリームがラップのように肌内部の水分を閉じ込める。濃厚ながらつけ心地はさらり。セルエフ ドライケア メディカライザー(医薬部外品)30g ¥5,800/日本ゼトック
 それに対し、いつも自分と人を比較し、相手を意識し、敵対心を向けがちな、性分として“負けず嫌い”な人もいる。それこそ普段から何事につけて競争心をむき出しにし、文字通り勝ち気に見えている人に他ならないが、結果として成功や勝利を手にするのは、前者の“瞬発力としての負けず嫌い”を駆使できる人なのだと思う。ちなみに、まだ療養中であった池江選手が他の選手の応援に駆けつけた時のピュアで明るい表情が忘れられない。それもできるし、応援していた相手に勝つこともできる、そのスイッチが見事な人なのだ。だから、この人の“負けず嫌い”はむしろ美しい。そうでなくてもこの人には120%見習うことだらけだが、こうした“負けず嫌い”の使い方こそを学ぶべき。

 大体が、性格の中に“負けず嫌い”が備わってしまっている人は常に人の行動が気になり、危うく人の失敗を願ったりして質の悪いストレスが溜まるばかり、結果として非常に生きにくい。自分自身が“負けず嫌い”だと自覚している人も、そこをきっちり分けて考えたい。つまり精神の中に“負けず嫌い”を住まわせてはいけない。本当に必要な場面でだけ時々使うように心がけたいのだ。池江選手のような美しい“負けず嫌い”を時に応じ、場合に応じて使って、鮮やかに勝ちたいものである。

 他者と同じ土壌で競うことなく平然と勝利する、そういう尊さは化粧品にも見られること。例えば、創業以来ずっと「無添加」を訴えてきたファンケルは、徹底したこだわりの研究の末に、無添加のケアを続けること自体でエイジングケア効果が生まれる事を発見、それは誰とも戦うことのない勝利であると言っていい。今まさにコロナ過敏で肌の不安定を訴える人が多い中、肌を強くするファンケルの実力が再発見されている。そしてもう一つ、医療現場から生まれた、血行促進&保湿で見事に肌を若返らせる陰のベストセラー成分“ヘパリン類似物質”を配合した化粧品が今何かと話題だけれど、そんな中でも日本有数のOEMが持てる財産を注ぎ込んで作った注目のエイジングケア、セルエフの“ヘパリン類似物質”配合クリーム、ドライケア メディカライザーが凄い。いわゆるバームタイプで見事に肌を包み込み、バリア機能を高めてトラブルを封じ込め、自らうるおい肌を作ることから「包帯クリーム」の異名を取り、“大人のヘパリンケア”として大きな話題。まさに戦わずして、他を圧倒する逸品。注目してほしい。

 

齋藤薫 Kaoru Saito

美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。『キレイはむしろ増えていく。大人の女よ! もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)など著書多数

 

【Marisol 2021年7月号】撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代(STASH)

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