今や、人には2回目の人生がある。 1回ではもったいないと思うべき時!【齋藤 薫エッセイ】

本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、「2度目の人生という考え」について。

離婚=失敗ではなく、やり直しのチャンスと考えるべき

今や、人には2回目の人生がある。 1回ではもったいないと思うべき時!【齋藤 薫エッセイ】_1_1
 40代50代の大物女優の離婚が続いている。でもふと気づいたのは、重たい決断をした女性に対して、たとえネガティブ報道があっても、今の世の中には、エールを送るような雰囲気があること。離婚をネガティブなものと考えていないことだった。一方で、今、コロナが落ち着いた折には離婚率が一気に高まるかもしれないと言われているが、ここ数年の統計でも約36%、つまり3組に1組は離婚に至っている。驚くべき割合だが、地域別に離婚率を見ると、さらに驚かされる。2組に1組が離婚に至る県もあるのだ。ちなみに、離婚率が軒並み高いのが東北と九州で、不思議なことに逆に全都道府県の中で一番低いのは東京。若者が故郷を離れる確率と離婚率は比例するということなのかもしれないが、コロナ禍で本当に離婚率が上がっているなら、うがった見方だけれど、在宅率が高いほど離婚率も上がるということ? 娯楽が多いほど離婚は少ないということ?

 ともかくそうやって数値にすると、日本も立派な離婚大国に思えるが、多くの先進国は日本よりさらに離婚率が高い。 統計の取り方で順位はまちまちだが、おそらく事実婚を入れるとフランスがNo.1になるのだろう。アジアでは韓国が1番高く、やはり「愛の国」は離婚も多めだ。 在宅率と恋愛濃度……相反する要素にも思えるが、どちらの場合も相性の間違いを正す離婚。一度試して間違いなら、人生はやり直しがきくのだと割り切る方法もあるのかもしれない。離婚=失敗と考えず、やり直しのチャンスと考えるべきなのかも。もともとここまで数が多いなら、また今後の人生がもっと長くなるな ら、実際に1人1人に2つの人生が与えられる流れになっても不思議はないのだ。

 一方に、50代で結婚したカップルは初婚であれ再婚であれ離婚は少ないというデータもある。人間、本当の意味で成熟した時に、素晴らしい結婚ができるということ。50代が人生折り返しの時なら、50代にもう一度適齢期が来ると捉えてもいい。同じように、就職についてこう思ったことはないだろうか。22、23歳で人生を決める就職先を的確に選べるはずがない。みんな社会に一度出て世の中を知り、自分のスキルを知ってから改めて自分の仕事を決めるべきではないかと。だから、一度自分を社会で試してからおもむろに転職をすれば良い。それも言うならば人生のやり直し。30代40代からの転職はむしろ当然のことなのだと。

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