以前は年間4~5足は買っていたのですが、なぜ買わなくなったのか考えると、やっぱりファッションの流れの変化かなぁと。
空前のカジュアルブームがコロナの影響で加速した後、反動でなんとなく気分は「ラグジュアリー感」「きちんと感」を求めるようになっており、足もとも、スニーカーよりも革靴がしっくりきます。
特に、近年流行し、私もスタメン的に愛用していたダッドスニーカーが急に色あせて見えてしまって。
スニーカーを履くとしても、靴がメインのコーデではなく、あくまで脇を固める感じの、ローテク回帰が気分です。
夏場は、以前ブログでご紹介したVEJAをヘビロテしていたのですが、
はずせない条件は、
・ローテク
・シンプルな配色
・ボテッとしないスタイリッシュなフォルム
これを満たしてくれたのがこちらです。
これで服をシンプルにしてしまうと、ややノームコア感が出てしまいそうなので、ボリュームブラウスや柄パンツなど、ちょっと派手さのある格好に合わせたいです。
服が主役、シューズはあくまで脇をしっかり固める感じ。この秋冬のスニーカーは、これ一足で十分かな。
小澤匡行さんの「1995年のエアマックス」です。
スニーカー黎明期から、90年代に大きな盛り上がりを見せ、現在に至るまで続いたスニーカーブームの全てについて、簡潔でありながら憎いほど細かいポイントまで網羅された本書は、スニーカー初心者の方もスニーカー好きの方も納得の一冊。
当時田舎の高校生だった私でも、スニーカーブームの熱狂の渦に巻き込まれ、asAyanやBOONといった雑誌を片手に、スニーカーの在庫を聞くため片っ端から電話をしていた記憶があります。
あれから25年以上(!)、アラフォーになっても、変わらずスニーカーは好きですが、あの頃みたいに、みんなが共通して熱狂する一足を追い求めるのではなく、自分のそのときのライフスタイル、ファッション、気分に合わせて、最適な一足を選べるようになったのではないかなぁと思っています。
年を取っても、少しずつ変化しながら、スニーカーとはつかず離れず付き合っていきたいです。