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「40代、これからの ベーシック」マリソル2大エディターが語りつくす【ISOBE&MIHIROGI’s NEXT BASIC】

カジュアル派の磯部安伽ときれいめ派の三尋木奈保。ふたりが今着たい服から、"変わらないマイベーシック"と、"新しくチャレンジしたいこと"が見えてきた。熱いベーシック談義から、止まらないファッション愛へ―。40代のおしゃれの最新にして、永久保存版がここに完成!
磯部安伽 三尋木奈保 ベーシック対談

40歳からのおしゃれにはベーシックという"軸"が通っていることが本当に大事!

<磯部さん>

"好きなもの"は変わらない。そこにトレンドを溶け込ませて、進化させるのが楽しいよね 

<三尋木さん>

[左・磯部安伽さん]レイヤードニット¥53,900/アマン(アンスクリア) パンツ¥41,800/イレーヴ 2本セットネックレス¥17,600/シジェーム ギンザ(ソワリー) 
 
[右・三尋木奈保さん]ニット¥57,200/サザビーリーグ(デミリー) スカート¥19,800/ガリャルダガランテ 表参道店(ガリャルダガランテ) ピアス¥31,900/ショールーム セッション(マリハ) ネックレス¥14,850/ザ ストア バイ シー 代官山店(ラウラ ロンバルディ)

「軸をもって、柔軟になる」それが40歳からのテーマ!

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    YASUKO ISOBE

    好感度の高いカジュアルコーデでマリソルのベーシックスタイルを牽引。スタイルブック『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』(KADOKAWA)にはその神髄が

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    NAHO MIHIROGI

    清潔感や上品さを大切にしたきれいめベーシックなスタイルは、フェミニン好きな読者からの支持も絶大。スタイルブック『マイ ベーシック ノート』(小学館)シリーズは累計18万部を記録

 

編集部 マリソルで大人気の「ベーシック」企画の集大成ともいえるこの特集。スタイリスト徳原文子さんを迎え、おふたりが今季着たい服を提案していただきました。

 

磯部 「マイ・ベーシック」を体現する服と、挑戦したいトレンド。私服じゃないこともあって、今回は私たちにとっても“攻め”のファッションになっているよね。

 

三尋木 うん、私たち、マリソルで「カジュアル派」「きれいめ派」でずっとやってきたじゃない? その対比のおかげで、“自分の好きなもの”を大事にしながら、新しいものにもチャレンジできた。

 

磯部 挑戦しながらも“自分の軸”がブレずにいられたよね。今回、お伝えしたいことのひとつはまさにその“軸”の大切さ。私はマリソルの創刊からかかわらせていただいていて、そのころは「ベーシック」の一大ブーム。大人の女性のための「地に足が着いた上質なベーシック」を提案する初めての雑誌だったと思う。14年たって、今は“映え”やフェミニンブームがきてはいるけれど、やっぱり「ベーシック」がマリソルのファッションの軸を貫いていて。そのよさを誌面でお伝えできたことはすごくよかった!

 

三尋木 ベーシックを知っていて、ベーシックで育っているからこそ、今のトレンドを取り入れても自分に溶け込ませることができるのよね。だって私、20代、30代、超地味だったもん(笑)。でもそれがよかったの。いかにシンプルな白シャツと何でもない黒パンツでおしゃれするかという訓練をしてきたことが。

 

磯部 そうだね。その微差をどう素敵に見せるかっていう。

 

三尋木 うん。時代と、若かったということもあるけれど、あれは決してムダじゃなかった。

 

磯部 ムダじゃなかったし、40歳からは、ベーシックなものを着こなせるかどうか、好きなベーシックがあるかどうかが、この先のおしゃれのカギになってくるよね。

 

三尋木 うん。マリソルを読んでいるかたたちは、私たちと同じように、ベーシックが好きでおしゃれを試行錯誤してきた人たちだろうから、それはすごく糧になるし、これからのおしゃれもきっと広がるはず!

 

磯部 同時に、しがみついていたらダメ! というのもある。「時代とともに柔軟に変化する」必要性も、もうひとつの伝えたいこと。

 

三尋木 それ、ここ数年すごく実感する。ベーシックって、ずっと変わらないものを着続けることじゃないんだよね。何でもないシャツやタートルだって、2 〜3 年ごとに立ち止まって見直して、更新することが大切。だから、今回の92~93ページでやっている「最近更新したマイルール」の章が実はすごく重要だなと思ってる。今回ふーさん(徳原さん)ややっちゃん(磯部さん)と相談しながら俯瞰で見てもらえて。最初にも言ったけれど、新しいトライができたし、間違ってないと思えたの。やっちゃん、本当にありがとう。

 

磯部 私こそ! おしゃれが好きな女友達がいるって、「軸をもって柔軟になる」ための一番の近道かもしれないね。そういう友達がいればひとりよがりのおしゃれにならないし。

 

三尋木 本当に。40代のおしゃれって、人にどう見られたいかも大事。つまり、社会性よね。

 

磯部 自分らしさと社会性のバランスだよね。

 

三尋木 ね。バランスを探りながら歳を重ねていくから、おしゃれはずっと楽しいんだよね。自分らしさだって2〜3年ごとに変わっていく。

 

磯部 それが楽しい。おしゃれって一生続けられる、最高の趣味だね!

 

【Marisol 11月号2021年掲載】撮影/須藤敬一(人物) 魚地武大(TENT/物) ヘア&メイク/TOMIE スタイリスト/徳原文子 構成・文/磯部安伽 三尋木奈保

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