自覚はないのに、心が摩耗していないだろうか?

2017年6月9日
本誌で好評連載中の、美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんから悩める40歳へおくる、美と人生への処方箋。今回は、"心の過敏"について

心がヒリヒリする人は、肌もヒリヒリしてる。だから、身も心も穏やかに守る美容を急いでほしい!

 心が疲れている人が増えている。おそらくは、気遣いの時代だからだろう。バブルの頃のように、みんなが感情をむき出しにしてぶつかり合うようなことはなくなったけど、その分、人の気持ちに先回りし、気を遣って気を遣って、心をすり減らしている人が多い気がするのだ。もちろん相手の心を慮るのも、自分が傷付くのが怖いからという防衛策だったりもする。だから、〝自分自身には極めて神経質で、必要以上に自分を大切にするのに、他者には結構ハッキリ物を言ったりするようなタイプ〟の過敏も目立ち、その結果、防衛しても防衛しても傷ついてしまう人がいるのだ。さあ、あなたの場合はどうだろう。その自覚はないのに、知らず知らず心が摩耗してしまっている人もいるからこそ、そうなる前に、気づいてほしいのだ。心の過敏。
 主に上場企業で「自分が鬱になりそうな可能性を感じたことがあるか?」というアンケートをとると、8割近い人が、イエスと答えるそうである。ましてや日本は、「自分に自信があるか?」というアンケートでノーと答える人が先進諸国でダントツに多い国。みんな自信がなく、だから心が弱く、傷みやすい。そういう日本人の国民性は時代が進んでも変わらない、心の強度は改善しないのだ。そういう日本人に自信を持てと100回言っても、もっと前に前に自分を押し出しましょうと100回言っても無理なものは無理。そういう性分でない人が自分を押し出すと余計に辛くなる。だからこそ免疫力をつけたいのだ。心を強くする免疫を。
 今は美容も「免疫力をつけることが何より大切」と言う流れになっているけれど、人として、今大切なのはまさにその免疫力。心の免疫を強化することが、キレイになる上でも、幸せになる上でも優先すべきことに皆が気づき始めている。

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