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【 Vol.2 教えて!大草直子さん】夏も素敵に「映え」たい! <ぼんやり回避・新旧ミックス・小物テク>

薄着になる季節ほど難しくなる、アラフォーファッションの“映え”問題を解決! ――愛ある言葉で、おしゃれに迷う大人の女性を素敵に導いてくれるスタイリスト・大草直子さん。Marisol読者から寄せられた「夏のおしゃれの悩み」について、その解決法をズバリお答え。また、Marisolで購入できるお悩み解決アイテムも、編集部からあわせてご紹介! 

< 大草さん着用の白ブラウス >

  ヨークギャザーブラウス(商品コード:395721)¥23,100 (コエル)≫/Marisol

大草直子(おおくさなおこ)

大草直子(おおくさなおこ)

スタイリスト。大学卒業後、出版社に就職し、独立。スタイリングの提案にとどまらず、執筆、イベント出演なども行う。’19年にオウンドメディア「AMARC」を立ち上げる。Youtube、インスタグラムにもファン多数。
Instagram:@naokookusa @naokookusa_styling @amarc_offcial
Vol. 02夏も素敵に「映え」たい!

年齢を重ね、最近顔がぼんやりしてきた気がします。プリント物、くすみ色が苦手になってしまったのですが解決法はありますか?

選び方に気をつければ、“ぼんやり”を回避できますよ。一番簡単なのは「黒」の力に頼ること!
プリントは「黒」が入っているものを
くすみ色はハリ素材を選ぶ
バッグと靴を「黒」にする

“ぼんやり”を解決する近道は、“黒”を効果的に取り入れること。それだけで印象はキリッと締まります。夏は装いに重ねられるアイテム数も限られるので、大きく、あるいは点在させながら黒で引き締める。くすみ色も選ぶ素材次第では大人の味方になってくれますよ!

プリントは黒ベースか柄に黒が入っているものを
ぼんやりしてきたからといってプリントものを諦める必要は全然ないと思います。プリントのワンピースやスカートはやっぱり華やかで、夏に映えます。取り入れないなんて、もったいない!選ぶポイントは、黒ベースか、黒い柄、柄に黒が入っているものを。辛口なので、気負わず着こなせると思います。大きめの柄はリゾートっぽくなりハードルも上がるので、柄は小さめの方が大人にはおすすめです。

大草直子さん プリントスカート

スカート/ニナ リッチ Tシャツ/ATON for AMARC ピアス/ボン マジック ネックレス/マディソンブルー リング(左手、人さし指)/マディソンブルー リング(左手、薬指、ゴールド)/マルコムベッツ  リング(左手、薬指、シルバー)/アスプレイ バッグ/メゾンレクシア サンダル/バナナ・リパブリック
※すべて大草さん私物

Marisol編集部からのおすすめアイテムはこれ!

【徳原文子さんコラボ】 フラワープリントスカート

ヴィンテージレースをプリントで表現したモノトーンのスカート。グレー味を帯びたニュアンスのある黒も印象的。ほどよいとろみ感と体の線を拾わないナローシルエットも大人向き。

オリジナルペイントプリーツスカート

抽象画のようなプリント柄をアコーディオンプリーツに乗せたドラマティックな一枚。裾は消しプリーツ加工が施され流れる様もさりげなく繊細に。美しい佇まいながら、ウエストゴムで気楽なのもうれしいポイント。

ハリ素材ならくすみ色はぼんやりしない
くすみ色やパステルカラーはぼんやりとして老けて見えそうという方も多いと思うのですが、そんなことはありません。年齢を重ねデコルテや首筋に影が生まれた大人にとって、濃淡のあるグレーを含んだくすみ色は“影=グレー”という共通項のある色だから。ただ気をつけたいのが素材感。とろけるような素材は難しいので、ハリのある素材を選びましょう。立体的で輪郭が立つものであれば、印象はぼんやりしません。

Marisol編集部からのおすすめアイテムはこれ!

カシュクールブラウス

ニュアンスのあるベージュカラーは、上品で大人の素肌を美しく引き立てて。カシュクールの立体感とパフっとしたボリューム袖で、抜群の華やかさ。

Tトップス

ほのかに褐色を帯びたナチュラルなホワイト。Tシャツのようなシンプルなデザインながら、シルクにナイロンを混紡したしなやかな素材が着こなしをクラスアップ。

黒いバッグと靴で全身を引き締める
黒を全身に散らすようにバッグと靴を黒に。それだけ見た目の印象はぐっと締まって見違えるんです。辛口の黒小物はセットのようにしてワードローブに用意しておくと、やっぱり心強い!

大草直子さん

カットソー/グレイコード スカート/カオス ストール、サンダル/エルメス サングラス/オンデーズ ピアス/ラバー ブレスレット/ティファニー リング(左手、人さし指)/マディソンブルー リング(左手、薬指、ゴールド)/マルコムベッツ  リング(左手、薬指、シルバー)/アスプレイ バッグ/メゾンヴァジック
※すべて大草さん私物

Marisol編集部からのおすすめアイテムはこれ!

レザーバッグ

(左)黒のレザーに真鍮仕上げの幾何学シェイプのライダーズロックがインパクトを放って。
(右)フォルムのあるレザーのバッグは、より辛めな印象に。オフィスシーンはもちろん、ストラップ付きなら、ショルダー、斜めがけにとアレンジもできるのでおしゃれをさらに広げてくれる。

シューズ

夏に選ぶなら、素肌の量感で軽やかさを加味させて。(左上)ラウンドしたクッションソールに太めのダブルベルトでインパクト大。(右上)トレンドのスポサンをカットワークレザーで大人っぽくエレガントに仕上げた一足。 (下)シャープなVカットが足元からシャープに。メッシュ素材も涼やかで足に優しくフィット。

トレンド服を着ると、いかにも“着られている”という感じがしてしまい、しっくりきません。

最新のトレンドアイテムを着るなら、例えば自分が3年以上着ているものと合わせてみて。新旧ミックスが大人の正解だと思います。

服に着られている感じがある、しっくりこないというのは、服が着る人にも装いにも馴染んでいないから。わかりやすいのが、リクルート中の学生さんや社会人になりたてのフレッシュマンたち。真新しいスーツ姿は、いかにもスーツに着られている感じがします。それはそれで初々しくて新鮮ですが、私たちのような大人だとやっぱりしっくりきません。新しいものと新しいものの新×新バランスは大人には難しいんです。トレンド服のような新しい服には、3年以上愛用しているものと合わせてみるのがおすすめ。ずっと着ているもの、体に馴染んでいるものとの新×旧ミックスなら、どちらも引き立てあって着馴れている印象に。

シンプルな服が好きです。でも、夏は逆に「シンプルすぎる」コーデになってしまうのをなんとかしたい!

小物を上手に取り入れて! ポイントは2つです。
アクセサリーを重ねて、手元を華やかに
四角くて小さいバッグで、装いの“スピード感”を上げる

手元のアクサセリーは、自由に重ねるのが正解
アクセサリーの付けこなし方って、ノールールでいいんです。素材やキャラクター価格帯なども全然異なるものを自由に重ねて。腕の素肌量が多くなる夏は、手元のアクセサリーが引き立ちますし、装いにも立体感をもたらしてくれます。おしゃれがさっぱりしがちな季節こそ、いろんなアレンジを楽しんでみて!

【 Vol.2 教えて!大草直子さん】夏も素敵に「映え」たい! <ぼんやり回避・新旧ミックス・小物テク>_1_10
インディアンジュエリー

時代を超越して愛されるシルバーのインディアンジュエリーは、ジェンダレスで、テイストを問わず取り入れやすい。シルバーの白っぽい輝きは、暑い夏に清涼感も呼び込んでくれる。

チェーンブレスレット

トレンドのチェーンブレスレットは、装いのムードも、合わせるものを問わずマルチに活躍してくれて優秀。ゴールドとシルバー2色合わせるとより華やかな印象に

スクエア&小さいバッグで装いをリフレッシュ
ベーシックアイテムを掛け合わせた装いを刷新させるなら、今の空気感をはらんだ小物がやっぱり有効です。この夏のおすすめは、四角くて小さいバッグ。全身のバランスがたちまち変わり、旬度もぐっと上がります。それだけでも「シンプル過ぎる」を解消できるはず。

ベーシックアイテムを掛け合わせた装いを刷新

 

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