☆お話をうかがったのは…
快眠セラピスト 三橋美穂さん
また、パートナーや子供と一緒に寝ていると、相手の動きでどうしても夜中に目が覚めやすくなります。そのほか体が冷えていることも原因のひとつで、夜中にトイレに起きやすくなります。寝る前に副交感神経を優位にする工夫をし、冷え対策や睡眠環境の見直しをしましょう」
■夜、ぐっすり眠る5つのルール
その1. 快眠ストレッチをする
その2. お酒を飲まない
「お酒をたくさん飲むと寝つきはよくなりますが、アルコールが分解される睡眠後半になると交感神経の活動が高まって眠りが浅くなってしまいます。質のよい睡眠をとるならお酒を控えましょう。夜にどうしても飲みたいならノンアルコールビールを。ビールの主成分・アミノ酸の一種のGABAは神経を落ち着かせる働きがあります」
その3. ひとりで寝る
「夫婦でひとつのベッドで寝ていると、お互いの動きがダイレクトに伝わったり、いびきがうるさかったりするなど、どうしても眠りが浅くなります。心身の健康を保つうえでもベッドは分けるのが理想的。子供とも別々に寝るのがベストですが、むずかしければせめて照明を明るいままで寝ず、真っ暗にして寝ましょう」
その4. 冷えを防止する
その5. 呼吸法を試してみる
「まず4 秒かけて息を吸ったら、7 秒間息を止め、次に8 秒かけて息を吐きます。これを何回か繰り返しましょう。自然と呼吸が深くなるので副交感神経が優位になるうえ、酸素が全身に行き渡るので疲れもとれやすくなり、眠りが深くなります。夜中に起きてしまって眠れなくなった時に行うのもおすすめです」